商品コード:1322-049[DGG] R.クラウス指揮/ リスト:ハンガリー狂詩曲1, 2番, グリーグ:ペール・ギュント第1, 2組曲
商品コード: 1322-049
商品詳細:リヒャルト・クラウスというあまり馴染みのない指揮者だが、DGG初期ステレオの名に恥じない立派な演奏。音質は充分すぎるほどのオーディオファイルである。オケはドイツでは名門バンベルク。有名なペールギュントの「朝」を含む組曲2つを収録、高音質管弦楽集としての内容を誇る。DGGらしい単純なオーディオファイルではなく、音楽の機微を豊かに表現する再生音だ。DGGはプレスで音質、価格が大きく異なる。リヒャルト・クラウス(1902- 1978)は、ドイツ・ベルリン生まれの指揮者。ベルリン高等音楽院で学び、1923年から1927年までベルリン国立歌劇場でエーリヒ・クライバーやレオ・ブレッヒらのアシスタントを務めた。1927年から翌年にかけてカッセル、1928年から1933年までハノーファー、1933年から1937年までシュトゥットガルトのそれぞれの歌劇場の指揮者を務め、1937年から1944年までハレの音楽総監督に就任した。この音楽総監督時代に、ヘンデルの《アグリッピーナ》を蘇演している。また、1942年にはバイロイト音楽祭にも出演しワーグナーの《さまよえるオランダ人》を上演した。1947年よりデュッセルドルフの歌劇場の指揮者となり、翌年からはケルンの音楽総監督を兼任した。1953にはベルリン市立歌劇場の音楽総監督に転出し、1961年から母校で教鞭を執った。その傍ら、1963年から1969年まで北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。録音は多くなく、SP録音もあり、LPではDGGとOPERAに1956年頃から1960年代中期頃まで残している。派手さはないドイツ人らしいスタイルで他のドイツ人同様、質実剛健の印象が強い。ここではリストとグリーグを演奏。単なる地味な演奏ではなく、しっかり盛り上げる場所ではきびきびとパワーのある音を出す。
クラウスの在庫一覧へ