商品コード:1323-051[Charlin] R.ドラージュ指揮/ カンプラ:モテット「主がシオンの繁栄を回復したもうとき」(詩編125番) 他
商品コード: 1323-051
商品詳細:A.シャルランは自身のレーベルを持ってからはマイナーな宗教曲やオルガン等、通好みの方向へ走った。好きな人には嬉しいのだが?? カンプラは1660年仏生まれの仏後期バロックの代表格、「死者の為のミサ曲」が取り分け有名だが、この2曲も大変優れた作品。良質の録音に恵まれなかったが、この録音は確かに見事。E.ゼーリッヒ(s)の澄んだ美声が何と純粋に響く事か、器楽もすっきりしていて、合唱もバランスが良く、噂に違わず傑作といって良い録音。アンドレ・カンプラ(1660- 1744)はフラン・ エクス=アン=プロヴァンス生まれの作曲家・指揮者。自身敬虔な・聖職者でもあった。ジャン=バティスト・リュリとジャン=フィリップ・ラモーの中間世代にあたる。フランス後期バロック音楽の宗教曲と歌劇を代表する作曲家として名高い。とりわけ《死者のためのミサ曲》は、ジャン・ジルの作品と並び立つ存在である。1694年から1700年までパリのノートルダム大聖堂の楽長に就任。1730年にオペラ座の指揮者に就任する。《優雅なヨーロッパ L'Europe galante》の作曲によって、コメディ=バレの天才と持て囃されるに至った。ルイ14世の死後は、王立音楽アカデミーやヴェルサイユの宮廷礼拝堂に勤めた。1720年ごろから再び宗教界に復帰し、多くの時間を宗教曲の作曲に費やした。宗教曲の作品は非常に多い。ここではそれらの中からモテット「主がシオンの繁栄を回復したもうとき」とクリスマス・オラトリオ「われらの主イエス・キリストの降誕」の2曲を収録。1965年のシャルラン本人による録音。ドイツとの国境に近い東部の街ストラスブールの聖ルイ教会で行われた。フランス録音だがMusica Sacraシリーズで発売された。この録音は数ある宗教曲/合唱曲録音では特に録音が良く、澄んだ音で教会にくっきりと浮かび上がるソロ歌手や合唱団が見事に自然な音で立体的に録音されている。宗教曲/合唱曲録音ではETERNAも素晴らしかったが、やはりアンドレ・シャルランに一日の長がある。自身のレーベルを立ち上げたのも、これらの録音を世に出したかったからに違いない。シャルラン録音が最も生きるジャンルである。バッハとカンプラはほぼ同時代で、ドイツとフランスの宗教曲の違い、音楽文化の違いを体験する良い機会といえる。レコードのタイトルはOratorio de Noël (クリスマスオラトリオ)となっており、バッハのクリスマスオラトリオと比較すればスケールは小さく簡素な構成だが、テノールのソロから始まり合唱が包み込む美しい曲である。2曲ともフランス舞曲のリズムが頻繁に使用されており、心地良いテンポ感にフランスらしさを感じるだろう。スイスの世界的テノール歌手タピー、フランス生まれだがドイツで活躍したソプラノ歌手、エディト・ゼーリヒと歌手陣も豪華!ワン・ポイントマイクによる空間認識がよくわかる優秀録音!
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