商品コード:1323-050[Charlin] G.ロベール(org) / クープラン:オルガンミサ「小教区のためのミサ」
商品コード: 1323-050
商品詳細:大クープランと呼ばれるフランソワ・クープラン( 1668- 1733)。フレンチ・バロックの大家であり、クープランといえばフランソワ・クープランを指す。クープランの作品の中で主要な位置を占めるのは4巻のクラヴサン曲集であり、約220曲の小品が27のオルドル (ordre) と称する組曲を構成している。彼のクラヴサン曲はアルマンドやクーラントといった組曲で一般的な舞曲よりも、優雅で象徴的な題名を持つ描写的な作品が多くを占めている。クープランはオルガンのための曲集も作曲しており。『2つのミサ曲からなるオルガン曲集』に「小教区用ミサ曲」と「修道院用ミサ曲」がありオルガニストの重要なレパートリーにもなっている。ここではオリガニストのジョルジュ・ロベールが「小教区用ミサ曲」の全曲を収録している。ジョルジュ・ロベールはもう1曲の「修道院用ミサ曲」も録音しており、CL 9という番号で発売された。ジョルジュ・ロベール( 1928-2001)はフランス、サン・ポル・ド・レオンの生まれ。1941年に音楽のガストン・リテーズとガストン・レギュリエ(ピアノ、オルガン、作曲) に師事、1943 年にパリの青年盲人協会でアンドレ・マルシャル(オルガン) に師事、1946 年にパリ音楽院でピアニストのイヴ・ナットに師事し、数々の賞を受賞(ピアノ、対位法(シモーヌ・プレ=コサードのクラス)、フーガ、オルガン(マルセル・デュプレのクラス))。彼は 1948 年からノートルダム・ド・ベルサイユ教会の大オルガンの名誉あるオルガニストであり、同じ都市の音楽院の名誉あるオルガニストでもあった。彼はまた、ヴェルサイユ・オルガンとその地域の友の会、及び、ラ・ベルヌリ・アン・レッツ(44760)の創設者である。この録音はドイツSchwannからも同じ番号で発売されたと思われる。教会音楽に心血を注いだシャルランらしい録音であるが、オルガン・レコードの愛好者は少なく、これらのレコード製作が経営を圧迫していったことは事実である。晩年のシャルランは大きな負債を抱え、幸福とは言えなかったかも知れないが、己の信念を貫いた姿は職業人として見事な生き様であったという他はない。曲の好みはあれど、これらの貴重な録音が忘れ去られることはあるまい。
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