商品コード:1323-048[Charlin] T.ポペスコ指揮/ シャルパンティエ:死者たちのための8声のミサ曲
商品コード: 1323-048
商品詳細:マルカントワーヌ・シャルパンティエ( 1643年 - 1704)はパリ生まれの、フランス盛期バロック音楽を代表する作曲家。多作で洗練された作曲家であり、ジャン=バティスト・リュリと同時代の人である。フランス宮廷とほとんど関連を持たず、現代になって重要性が再認識されたため、生涯や経歴に不明な点が多い。遺された作品では、特に宗教音楽を重要視されている。歌劇、舞台音楽、コメディ=バレ(舞踊喜劇)、田園劇等の作品でも名を馳せた。宗教曲の作品はかなり多い。この、「死者たちのための8声のミサ曲」は「死者のための大典礼」という組曲風の3部からなる大規模作品でその第1曲目に当たる。2曲目は死者たちの祈り(怒りの日)--3曲目「死者たちに捧ぐ8声部のモテ」となるようである。死者のためのミサ曲はほかに4声による2作品もある。シャルパンティエの作品にも分類番号がある。ミサ曲は分類3-2で、H.+**で表記される。ミサ曲は全部で11曲存在していて、ここでの「死者たちのための8声のミサ曲」は2曲目のH.2であると思われる。「死者たちのためのミサ曲」(レクイエム)という独自のジャンルは10世紀ころ始まったとされる。ルネサンス期(1450-1580)のレクイエムはオケゲムが100曲以上作曲したとされる。バロック期(1580-1750)ではシャルパンティエ、ジル、カンプラ、ビーバー、ゼレンカ等の作品が出てくる。古典派(1750-1820)ではモーツァルトが有名。ロマン派(1820-1910)ではケルビーニ、ベルリオーズ、ブラームス、ドヴォルザーク、フォーレ、グノー、サン・サーンス、リスト、スッペ、ヴェルディが作曲される。20世紀以降もこの流れが止まることはなかった。シャルパンティエのレクイエムは正確には3曲からなる「死者のための大典礼」である。LP時代に全曲を録音した録音はないと思われる。ボベスコ指揮のシャルラン録音は「死者のための大典礼」の中の1曲ではあるが、バロック期の代表作に数えられる作品だけに貴重な録音といえる。宗教音楽を重視したアンドレ・シャルランが多数の中から選んだ作品である。しかも高音質録音。ワンポイント・マイク録音は特に教会における宗教曲の録音に威力を発揮する。
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