商品コード:1323-047[Charlin] E.ヒンライナー指揮/ ハイドン:ミサ曲11番「天地創造ミサ」
商品コード: 1323-047
商品詳細:モーツァルトの宗教曲録音で知られるヒンライナーの指揮でAndre Charlinにより録音されたハイドンのミサ曲。Disques A CharlinはAndre Charlinが起こした高音質レーベルで人気だが録音の大半が宗教曲やオルガン曲で占められ、Andre Charlin自身、音楽的にもそれらの分野が最大の関心事だったようである。日本人好みのドイツ・オーストリア系オーケストラ作品には全く関心がなかったようである。高音質だがらとそれだけで飛びついても曲の趣味がシャルランとは異なることが多いので注意が必要。しかし高音質ワンポイント録音は宗教曲・合唱曲でその威力を発揮することは事実であり、シャルランはその点をよく理解していたようである。ハイドンはミサ曲を14曲以上作曲している。通し番号は14まで確認しており、全てに○○ミサのような通称が付いている。この「天地創造ミサ」は録音当時11番、現在13番となっている。1801年の作品でハイドンの後期六大ミサ曲の5番目にあたる。前作の『ネルソン・ミサ』や『テレジア・ミサ』では管楽器奏者が不足していたが、この曲ではふんだんに管楽器が使用されている。1962年の録音らしいが音源はSchwann=Disques A Charlin共同制作録音で、ドイツ側のSchwannでモノラルが先行発売され、ドイツ/フランスでは1966年頃になって初めてステレオが発売されたようである。宗教曲にさほど興味がない方にもシャルランの録音をきっかけに知っていただくのは悪い選択ではない。グールドをきっかけにバッハに興味を持った方は世界中に大勢いる。特にヒンライナーの指揮なら エルンスト・ヒンライナー(Ernst Hinreiner・1920-1995)はオーストリアのザルツブルク生まれ。1951年ヒンライナーによりザルツブルク・モーツァルテウム合唱団は創立された。ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 がベルンハルト・パウムガルトナーにより黄金期を迎え合唱部門の設立が急がれた際、 エルンスト・ヒンライナーにモーツァルテウム合唱団の創設が一任された。詳しい経歴は不明だが、合唱指揮者として抜きん出た実力があって抜擢されたことは想像に難くない。モーツァルトファンなら既にDisques A Charlin盤をお持ちであろう。このハイドンも同等のレベルでの演奏であることを期待していただける。
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