商品コード:1323-044b[Charlin] H.グレミー・ショーリャック(cemb) / ラモー:クラブサン曲集(13曲)
商品コード: 1323-044b
商品詳細:チェンバロ奏者ユゲット・グレミー・ショーリャック(HuguetteGrémy-Chauliac)は1928年生まれのパリジェンヌ。ピアノをデカーヴとY.ナットに師事。その後チェンバロをBascouret de Gueraldiに師事。チェンバロ奏者として録音デビューした。ヴェイロン・ラクロワの下で研鑽を積んだ。1963年からパリ音楽院でクラウザン科教授として教え、スコット・ロスなどを輩出。教育者と並行してパリのAntiqua Musicaオーケストラ、Paul Kuentzのオーケストラのハープシコード奏者を務めた。現在は数多くの国際大会のコンテストの審査員を務める。録音が無かったり少ない曲に焦点を当て録音している。Disques A Charlinの後はFYレーベルにも録音がある。この録音で使用された楽器はパリ音楽院博物館所蔵の1646年製リュッカースをモデルとしたBEDART製(制作年不明)。シャルラン本人が録音を行っている。これまでクープラン・ファミリーの録音等の入荷があった。今回はラモーの作品集。ジャン=フィリップ・ラモー(1683- 1764)はフランソワ・クープランより15年後にフランス王国・ディジョンに生まれた作曲家。クープランと並ぶフレンチバロックの代表格である。1733年にクープランが他界するまでには、当時のフランス楽壇の指導的作曲家になっていたと言ってよい。後期はオペラに没頭するようになる。しかしクラヴサン曲は生涯を通して創作され、クープランほどではないが多くのクラヴサン曲を残した。「優雅なインドの国々」で オペラ=バレの作曲者としても有名。フランス音楽史における影響力のあった音楽家である。ラモー生誕の2年後にドイツではバッハが生まれた。ほぼ同時代を生きたドイツとフランスの偉大な作曲家2人を比較するのも面白い。近年クラヴサン曲をピアノで演奏する奏者が増えたがショーリャックはあくまで古典的な手法に従って、1946年のリュッカースをモデルとした楽器を用いて演奏している。輝かしい音の楽器で多少攻撃的と言えるほど前のめりな姿勢での演奏には驚かされる。音楽資料としても価値ある録音としている。流石にシャルラン本人の録音だけあり、目の覚めるような楽器の響きが怒涛のごとく押し寄せる。
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