商品コード:1323-037[Charlin] H.グレミー・ショーリャック(cemb) / クープラン一族のCemb作品集
商品コード: 1323-037
商品詳細:チェンバロ奏者ユゲット・グレミー・ショーリャック(HuguetteGrémy-Chauliac)は1928年生まれのパリジェンヌ。ピアノをデカーヴとY.ナットに師事。その後チェンバロをBascouret de Gueraldiに師事。チェンバロ奏者として録音デビューした。ヴェイロン・ラクロワの下で研鑽を積んだ。1963年からパリ音楽院でクラウザン科教授として教え、スコット・ロスなどを輩出。教育者と並行してパリのAntiqua Musicaオーケストラ、Paul Kuentzのオーケストラのハープシコード奏者を務めた。現在は数多くの国際大会のコンテストの審査員を務める。録音が無かったり少ない曲に焦点を当て録音している。Disques A Charlinの後はFYレーベルにも録音がある。この録音で使用された楽器はパリ音楽院博物館所蔵の1646年製リュッカースをモデルとしたBEDART製(制作年不明)。シャルラン本人が録音を行っている。1枚のLPにクープランファミリー4人の曲を数曲づつ録音。クープラン一族は17世紀から19世紀初頭までの200年間に、フランス音楽史、とりわけバロック音楽の時代に最も影響力のあった楽師の一族。1653年の復活祭当日にルイ・クープランがその地位を得てから174年にわたって、クープラン家の出身者が、パリ4区のマレ地区にあるサン・ジェルヴェ教会オルガニストの地位を占めてきた。一族の最も有名な代表者は、「大クープラン」ことフランソワ・クープラン(1668-1733)である。先頭のルイ・クープラン (1626-1661)は「大クープラン」の叔父にあたりフランソワ・クープランに次いで高名な音楽家である。42歳年長。二人目には、「大クープラン」ことフランソワ・クープランの4曲が入る。B面先頭の3人目はアルマン=ルイ・クープラン (1727-1789)でフランソワ・クープランの57年後に生まれている。ロココ時代のオルガニスト。4人目はジェルヴェ=フランソワ・クープラン (1759-1826)で1800年代まで生きたクープラン一族の末裔である。バッハの死後活躍している。オルガン作品が今日でも演奏されるが知る人ぞ知る程度となる。グレミー・ショーリャックは174年の歴史の中で作風がどのように変化してゆくか年代順に録音し、音楽資料としても価値ある録音としている。流石にシャルラン本人の録音だけあり、目の覚めるような輝かしい楽器の響きが怒涛のごとく押し寄せる。
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