商品コード:1323-034[Charlin] M.ノルマン(hp) J.ゲステム(vn) フランス弦楽トリオ 他/ E.T.A.ホフマン:Hp五重奏曲, Pfトリオ
商品コード: 1323-034
商品詳細:E.T.A.ホフマンと略される作曲家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマン(1776- 1822)は、旧東ドイツの 東プロイセン・ケーニヒスベルク生まれ。本名はエルンスト・テオドール・ヴィルヘルム・ホフマンだが敬愛するヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトにあやかってこの筆名を用いた(伯父と同じ名前を嫌ったとも言われる)。裁判官と作家との二重生活を送り、病に倒れるまで旺盛な作家活動を続けた。作家でもあり多くの小説を出版している。文学者の方が有名である。作曲家としては3つのオペラ、3つの管弦楽曲他多数の室内楽を残している。室内楽の中でここに収録されたハープ五重奏曲ハ短調(1807年)とピアノ三重奏曲(Grand Trio)ホ長調(1809年)が有名で、録音されたLPはこれが当時唯一と思われる。当時はそれだけマイナーな作曲家とされていた。演奏はフランスEMI等で著名なフランス弦楽トリオ(G.ジャリ/S.コロ/M.トルニュ)がベースとなり、Hp五重奏曲ではM.ノルマン(hp)と第2VnにJ.ゲステム(Vn)が参加した5人でハープ+弦楽四重奏の構成。B面のPfトリオではM.ジョスト(pf)、G.ジャリ(vn)、M.トゥルニュ(vc)の3人で演奏される。この録音はドイツSCHWANNとの共同制作録音で両方からLPが出ている。録音はパリのシャルランのスタジオで行われた。その証拠にマトリクスは12PALではなくCL--である。プロデューサーは盟友であるカール・ド・ニが務めた。時期的に旧字体ロゴレーベルは存在しない。シャルランのスタジオでの録音の為か、同時代の録音と比較してもすこぶるクリアーでリアルな音で、いかにも名シャルラン録音である。ホフマンの芸風は1776年前後にドイツで生まれたベートーヴェン(1770-1927)と似ていなくもない。また敬愛したモーツァルト(1756-1791)にも影響を受けたような印象を受ける。ハープをともなう室内楽は当時めずらしく目立つ存在ではないだろうか?ピアノ・トリオもベートーヴェンに匹敵するレベルの良い曲である。秘曲の発掘が上手いシャルランらしい選曲で一流のメンバーでの高音質録音はLPとして大変魅力的である。
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