商品コード:1323-032[Charlin] G.ヌフラール(fl) M.T.ウルティエ(vc) L.ブーレイ(cemb) / パリのロンド(18世紀のフランス音楽集)
商品コード: 1323-032
商品詳細:チェンバロ奏者であるL.ブーレイの編曲で、これらの曲を全てフルート、チェロ、チェンバロの3人で演奏出来るようにした演奏。クープランの王宮のコンセール集等はもっと規模の大きな編成で演奏されることが殆どだが、3人での演奏に拘った編曲版である。アンドレ・シャルラン本人の録音で1963-4年頃と思われる。入荷自体が少なくプレスの見極めは困難だが、時期的に見て旧字体ロゴ(A Charlin Disques)レーベルが存在するのではないかと思われる。その入荷はなく100%ではない。タイトルは裏面のSuites de danses du XVIIIᵉ siècleを直訳すれば(18世紀のダンス組曲)となる。フランス18世紀の室内楽曲集と理解すれば良いと思われる。この手の編曲録音はフランス・マイナーレーベルでは頻繁に行われる録音であるが、シャルラン本人の録音でDisques A Charlinからリリースされたとなれば、内容、音質などの点で気になるLPだろう。シャルラン本人は宗教曲、フランス作品など特定のジャンンルの拘りを持って活動を続けた録音技師でありレコード会社の経営者である。その拘りがあだとなり、1980年頃には会社は倒産してしまう。しかしここまで拘りを持って録音された作品群は今となっては何者にも代え難い独自の輝きを放っており、多くがCD化され今に続いている。このLPはその中の1枚に過ぎないが、ただの1枚にもシャルラン本人の意思が生きており、歴史の1ページ以上の価値があると信じる。これぞシャルラン・ディスク!目の覚めるような高音質、楽器の質感まで伝わるようだ。曲は1600~1700年代に活躍したフランスのマイナー作曲家達のマイナーな室内楽作品。シャルランらしい目の付け所で、大手レーベルは絶対手を付けない分野だ。Fl・Vc・Cembのトリオ編成。ドイツ・英国とはまったく異なる華やかで輝かしいフランス・バロック音楽。このような高音質録音で紹介されればファンが増えると思う。バロックに強いERATOでも出せないこの世界観。
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