商品詳細：ルイ14世が策略家リュリの計算に乗せられて(?)王立音楽アカデミーに特権を与える署名を行ったのは1672年、これにより、オペラ(音楽劇)の上演権は実質リュリの独占状態となり、リュリは多忙を極めつつオペラ創作に勤しむこととなる。1作目は寄せ集めに終わったが、翌年詩人キノーとの「カドミュスとエルミオーヌ」を皮切りに創作が軌道に乗ると、毎年国王が決めた主題による新作が発表され、1月に上演、という流れが恒例の宮廷行事となり、以来1686年の「アルミード」まで例外なく続いた。「アルセスト」はその連作群の2作目にあたり、音楽悲劇がイタリア・オペラとは別の世界線を持つフランス独自のものとして、はっきりとした特徴を持つに至らしめた、リュリとキノーの意欲作/代表作である。ル・グラン・エキュリ室内o.(別名「王室大厩舎・王宮付楽団」)は、ジャン=クロード・マルゴワール(1940-2018)創設のバロック・レパートリー専門オーケストラ。彼のオペラデビュー最初期の頃の録音と思われ、名盤ながら入手が難しい希少品!(KT)

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