商品詳細：ピアノの世界でも作品ごとに専門家が存在。リストと言えば、まずシフラ。リストの再来と言われた。その直弟子がフランス・クリダ。1932年、仏ナント生まれ。パリ音楽院でL.レヴィに学び、1956年F.リスト国際コンクールで19年ぶりとなるリスト賞を受賞。すぐ仏DECCAに入れた2枚のリスト作品集は圧巻で、「マダム・リスト」と呼ばれる。1968年にスタートした全曲録音は1974年に完結。計24枚のLPに収められ、史上初の一人全集となった。この録音の後に続くつわものは現れず、サードパーティが再版を出すなど、リスト・ピアノ作品全集の金字塔となった。クリダはこの後、燃え尽き症候群のようになってしまい、しばらく録音が無かったが1980年代になってサティの全集を録音しそれなりの評価を得た。晩年はパリのエコールノルマルで教鞭を取った。フランツ・リスト国際コンクールで審査員もつとめた。政府系のメダル4つを授与されている。2015年に79歳で亡くなった。最初の2箱(Vol.1/2)まで渦巻レーベル存在。

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