商品コード:1325-018p[PHILIPS] C.d.フロート(pf)/ モーツァルト:Pf協奏曲12, 13番
商品コード: 1325-018p
商品詳細:かなり期初番号のPHILIPS1956年モーツァルト・ジュビリー・エデイションの一枚。コレクター熱望の一枚だろう。オケはウィーンso.。ピアニスト、指揮者はオランダの巨匠二人でまとめたが、何故かウィーンで録音の為、二人はウィーンに行ったのだろう。ご存知、パウムガルトナー監修によるモーツァルト生誕200年の記念企画。中でもPh社の企画は、質・量共に当時世界最高レベルで、今以って、モーツァルトファン垂涎の的。未だ全貌が不明だが、何としても聴かねば死ねない一枚! このシリーズは複数のピアニストが録音を行い、ハスキル、ヘンケマンス等の録音が知られているが、オランダの名ピアニストである フロートのモーツァルト:Pf協奏曲はこの1枚だけである。またプレスも少ない為、そもそも録音が存在する事すら知られていないのが実状。コル・デ・フロート(1914-1993)はアムステルダム生まれの男性ピアニスト。ジェラルド・ヘンゲフェルトとジョージ・ヴァン・レネッセに師事。1936 年にウィーンで開催された国際ピアニスト・コンクールに出演。エミール・ギレリスとヤコブ・フリエールと共に受賞者の一人で5位となった。片腕のピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインが審査員であった。レパートリーではベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番は最も多く演奏した曲らしい。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとするオランダ有数のオーケストラと共演してピアニストとしての地歩を固めた。1938年からハーグ音楽院で教鞭を執るようになった。第二次世界大戦後は、欧米各地で演奏活動を展開したが、1959年に神経障害で右手が使えなくなり、以降は左手のみのピアニストとして活動した。両手用のピアノ作品の左手用編曲も精力的に行った。1993年に79歳で亡くなるまで精力的に活動を続けたが、録音はPHILIPSのモノラル期がその大半である。ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲をPHILIPSに最初に録音したピアニストであった。ウニンスキーと並ぶPHILIPSモノラル期の看板的なピアニストである。ショパンも得意とした。PHILIPSのLP初頭の時期からオッテルローの指揮でメジャー協奏曲を数多く録音している。只しモーツァルトは大変希少。冒頭から重量のある重いタッチで始まるもすぐに軽やかなタッチに変わりコロコロと別人のように音が転げ回る。オッテルローのパワーのあるオケがバックにつき、パワフルで知られるフロートだが、モーツァルトでは流石にそれらしい顔を見せる。
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