商品コード:1327-056p[ODÉON] R.トゥルアール(pf) / リスト:Pf曲集-3
商品コード: 1327-056p
商品詳細:リスト弾きトゥルアールのリストはソロLPは3種あり、これは最後の1枚。他2枚と内容はダブらない。レイモンド・トゥルアールは1916年仏生まれ、パリ音楽院でザウアーに師事。M.ラヴェルと面識がある。正直トゥルアール程の腕前がなく、巨匠と呼ばれ有名になったピアニストは多い。何故無名のまま終わったのか?彼の技巧は凄い、まさにリスト弾きの名に相応しい腕前。単に技巧だけでなく、音楽の表現者としての腕前も超一流。大胆不敵な表現力と魅力的なエンターティナー的ピアニスト。レイモン・トゥルアール(1916– 2008)はイル・ド・フランスのエタンプ生まれ。アンドレ・ブロック、ジョゼフ・モーパン、ビクターストウブ、エミール・フォン・ザウアー、マルセル・デュプレ、ポール・デュカス、フィリップ・ゴベールに学び、1933年にピアノで一等賞を、1937年に監督で二等賞を受賞した。彼はイヴ・ナット、セルゲイ・ラフマニノフ、マヌエル・インファンテ、モーリス・ラヴェルとの音楽研究を完成させた。トゥルアールは1935年に最初のピアノ・リサイタルを行い、デビュー。フランスだけでなく、多くのヨーロッパ諸国と南北アメリカにツアーを行っている。彼のレパートリーは、バッハからデュティユーまで広かった。中でもショパンを得意とした。1969年から1985年までパリ国立高等音楽院で教師を務め、ミシェル・ダルベルト、ジャン・ガブリエル・フェラン 、エリック・フェレール 、マルク・アンリ・ラ・マンデなどを輩出した。ODEONにショパン、リスト、ベートーベンなどを少なくとも7枚のLPに録音している。独特な節回しを持つトゥルアールを聴くのに十分なプレスである。非常にはっきりしたタッチで癖のある跳ねるような表現が魅力。いかにもフランスの古き良き時代のピアニストである。現代的なスタイルだが、時にテンポを揺らし個性的な表情を作る。打鍵でダイナミズムを作るタイプでは無く、弱音の効果的使用で表現の広さを持つタイプ。パリ音楽院とは異なる系譜を持つフレンチ・ピアニズム!ショパン作品の録音が多いがリストも3枚のLPがある。トゥルアールのリストは所謂、技巧を全面に出した演奏ではない。勿論時代的にそれが普通であったわけで、リストの音楽的な部分をロマンチックに表現する手法としている。従って選曲も自然にメロディーがはっきりした有名な作品が中心となる。A面終わりには「ラ・カンパネラ」のような知られた曲も入る。現在では超絶技巧を用いた演奏が主となるが、トゥルアールのロマンチック名演奏も捨てがたい。これまでXOC 806という番号がオリジナルと考えていたがXOC 101という番号が入荷したことでXOC 101がオジナル番号であることが判明した。
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