商品コード:1328-024n[MELODIYA] A.ジュライティス指揮/ グリエール:クリジーズ
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商品詳細:作曲家レインゴリト・グリエール(1875- 1956)はウクライナ・キエフ(キーウ)出身の、ロシア帝国末期からソ連建国期に活躍した作曲家である。長年ベルギー出身の作曲家とされていたようだが完全な誤りである。父親はドイツ人の楽器職人で、母親はポーランド人のピアニストであった。モスクワ音楽院でセルゲイ・タネーエフ、アントン・アレンスキー、イッポリトフ=イワノフなどに作曲を師事。1901年よりしばらくベルリンに留学し、作曲の研究のかたわら、ベートーヴェンやマーラー作品の解釈で知られた指揮者オスカー・フリートに指揮法を師事。また、1902年~1903年頃、師匠セルゲイ・タネーエフからの指示でまだ少年のプロコフィエフの許に赴いて作曲法の手ほどきをした。モスクワ音楽院で1920年から1941年まで教鞭を執り、プロコフィエフやハチャトゥリアン、リャトシンスキーらを育てた。グリエールはスクリャービンやラフマニノフと同世代であり、チャイコフスキーと国民楽派の両方から影響を受けている。初期作品の室内楽や2つの交響曲は、ドイツ後期ロマン派音楽、たとえばブラームスやワーグナーの影響が歴然としているが、それでもなお《交響曲第2番》では、強烈な民族的表現も明らかである。バレエ音楽としてはバレエ音楽「赤いけしの花」 Op. 70が最も知られた作品で演奏も多い。バレエ組曲2番「クリジーズ 」Op.65はマイナー作品だが、優しいメロディーで始まる美しい管弦楽が魅力的な知られざる名品である。管弦楽好きには大発掘とも言える曲ではないだろうか? 曲はバレエ組曲2番と表記されているが、実際はバレエ・パントマイム「(Chrysis)」Op.65が正しい。1912年の作品。秘曲というべきだろうか? 指揮者アルギス・ジュラスティス(1928 — 1998)はリトアニア生まれ。1951-1955 年リトアニア国立劇場の音楽監督を務める。1960年からモスクワのボリショイ劇場での演奏を多く行った。当時の音楽監督はアレクサンドル・メリク=パシャーエフ。
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