商品コード:1329-041[HMV] Y.メニューイン, R.マスターズ(vn) C.アロノヴィツ, E.ウォルフィッシュ(va) 他/ ブラームス:弦楽六重奏曲2番, シューベルト
商品コード: 1329-041
商品詳細:ブラームの六重奏2番、しかもオーディオファイル。六重奏も他の室内楽同様、ブラームスのエッセンスの詰まった、非常にブラームスを感じさせてくれる曲である。長調であり深刻過ぎず、しかし明るくもなく、秋の山道を歩くような気分。両曲とも32歳の時までに作られた。有名なCl五重奏より26年前の作品。しかしブラームスの思索的な曲の特徴は、はっきり表れていて文句なしの名曲である。シャンドロンとシンプソン2台のVcが曲の手綱を引き締める。ブラームス後期の“傑作の森"の中でもひときわ人気の高い室内楽の傑作である。録音は1964年英国。1番も前年1963年に録音された。メニューインは1959年にバース祝祭管弦楽団を組織し、ウェルズ州ブリストルで開催される国際音楽祭の常駐交響楽団としてその任に当たった。ソリストだけでなく、オーケストラの運営も手掛けた。そこで多くの音楽家に出会い、賛同を得た一流の音楽家と共に多くの協奏曲、室内楽録音を行った。それらの場合、自身は全面に出ずに一奏者としてサポートに回り、演奏の完成度を高めた。ソリストとしてのメニューインにはアンチも多く、好き嫌いがはっきり分かれるが、室内楽では切り分けて考える必要がある。この曲でメニューインの出番は1/6であり、メニューインはディレクターでもある。メニューインのディレクターとしての能力は一流で、少年時代から最高レベルの音楽家たちと接してきた経験が豊富である。このブラームス:弦楽六重奏曲ではディレクターとして良い仕事をしており、完成度の高い仕上がりとなっている。メニューインの豊富な人脈あってこその完成度といえる。余白にはシューベルトの未完(第1楽章のみ)の弦楽トリオ1番が入る。
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