作品名：ドビュッシー:管弦楽のための「映像」～第2曲 「イベリア」(全3曲)/--1.街の道と田舎の道(Par les rues et par les chemins)-- | --2.夜の薫り(Les parfums de la nuit)--3.祭りの日の朝(Le matin d'un jour de fête)

レーベルタイプ：【フランスでの再版/10"の初出】---黄白浅内溝, Collection Classiques D'Hier et D'aujourd'hui No.25, 3時に Microsillon Invassable Longue Durée 33T. 1/3 , 6時にMade in □33T France, フラット重量, Rights Society:BIEM, Ⓟなし, Price Code:Série Médium-Play, スタンパー/マトリクス:LD 1805 -LM1JA/LD 1806 -LM1JA (手書き文字マトリクス・Ducretet Thomsonタイプ), Ducretet Thomsonモノラル製造を示すLD***で始まりレコード番号を含まない専用スタンパーを用いる, 補助マトリクス:なし, 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではない, 1950年代のスタンパーによる1958年頃の製造分, 10"255Cシリーズ専用レーベル, 12"の旧番号存在する, これより古い10"レーベル存在せず, 10"の最古レーベル, 10"の最厚プレス(同じレーベルでグルーヴガード厚手盤が大半), 更に古いマトリクス存在する, Ducretet Thomson音源のDucretet Thomson製作プレス, 再版/10"の初出, original for 10"

ジャケット：【フランスでの再版/10"の初出】---折返両面コートペラ, 7時にCollection Classiques D'Hier et D'aujourd'hui n°25, リブレット存在せず, 表記されたジャケット番号:255 C 084, Price Code:Médium-Play, 背文字:なし(裏面にあり), (P)(C)なし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットではない・12"の旧番号あり), 製作: Compagnie Française Thomson-Houston, 印刷:Carron & Fils. Lyon-Villeurbanne, 旧番号に12"存在する, 10"でこれより古いデザイン存在せず, 10"のオリジナル, original for 10"

トピックス：1954年1月18日パリ・アポロ劇場でのモノラル録音, 録音詳細不明, フランスでは1954年Ducretet Thomson:320C 016で12"で初リリース(イベリア(全3曲)+海), 1958年頃廉価版としてイベリア(全3曲)だけの10"が製作され255C 084(当装丁)にて再リリース(当盤), 「イベリア」は3曲からなる管弦楽のための「映像」の第2曲で1957年3月8-23日に「映像」の残りの第1曲「ジーグ」と第3曲「春のロンド」が録音されこの2曲は仏COLUMBIA::FCX 656で1957年頃発売された(Ducretet Thomson未発売), 1954年録音分の「海+イベリア(全3曲)」のカップリングは英Ducretet Thomson:DTL 93017, 独TELEFUNKEN:BLE 14008, 米WESTMINSTER:WL 5327, 伊Ducretet Thomson:LTC-29/KLTC 29で1950年代に発売された, 1962/4/4パリ、シャンゼリゼ劇場での別録音:ERH160113(3枚組箱)もある, イベリア(全3曲)だけの10"は12"より後の発売だが音質は12"より上! この録音でシャンゼリゼ劇場o.は契約上の名称で実際はフランス国立放送o.らしい

商品詳細：アンゲルブレシュトの代表作であり、傑作の一つでもあるドビュッシーの「海」と「イベリア」は、12"LP・320C 016でカップリングされ、1954年に発売された。彼の名を世に轟かせた1枚。1955年のフランス・グランプリディスク賞受賞。当時としては画期的録音だった。今聴いてもデュクレテの音は良い。オケは古いフランスらしく、情景が浮かんでくるようなナイーブさとダイナミクスを併せ持っている。アンゲルブレシュトの録音は仏COLUMBIAからも出ているが、曲により発売が分かれており、初出盤ではデュクレテとCOLUMBIAは重複しない。これはその12"LPである320C 016の片面から「イベリア」だけを10"両面に編集した10"盤である。溝の観点からみると明らかに音質は有利であるはず。今回初めて12"と10"の比較試聴を行った。なかなか出来ることではないので参考にされたい。音質の差は予想を遥かに上回った。10"の音質は芯が強く揺るぎない重量感を持った音質であり、これがオリジナルと思わせる圧倒的な強さがあった。12"は芯が弱くなり音の拡散と重心が少し上がったことを感じた。聴き比べれば明らかに10"に軍配が上がる。是非聴き比べを試して欲しい。しかしレコードはコレクションである。音だけが100%ではないだろう。これらを参考にしていただければ幸いである。これからも消費者目線に立ったコメントを強化する所存である。

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