商品コード:1330-058[VÉGA] J.フルニエ(vn)/ リサイタル/ストラヴィンスキー, ブロッホ 他
商品コード: 1330-058
商品詳細:Westminster等で知られるG.ドワイヤン(pf)の夫ジャン・フルニエ(vn)、仏VEGA社にA.コラール(pf)と何点か小品集を残す。どれもレア!特にクライスラー等が知られる所。これはフランス録音で仏VÉGAがオリジナルとなる。日本では室内楽のヤニーグロ/スコダとのモーツァルトのトリオや「大公」等が有名だが、VEGA録音は本当にレア!ヘンデル、クライスラー作品集と共にVn好きのマスト・アイテムの一つとして今後も羨望の眼差しを向けられるレア盤。フランス人らしい優雅な表現が魅力。1957年にC30A 32のフラット盤で発売されたがそれは非常に希少。約10年後辺りで番号がC30A 457に変更され再版された。1960年代プレスにつき音質はC30A 457でも問題ない。曲は20世紀作品だが、どれも過去に録音のあるメジャー曲である。ここではジャン・フルニエの魅力をたっぷりと楽しめる内容。J.フルニエ(vn)A.ヤニーグロ(vc)P.バドゥラ・スコダ(pf)のピアノ・トリオとはまた異なる魅力を感じていただけるはず。ジャン・フルニエ(1911ー2003)はフランス生まれ。パリ音楽院でアルフレッド・ブランのクラスに入り、ジョルジェ・エネスク、ボリス・カメンスキーやジャック・ティボーの薫陶を受けた。1958年には来日している。1966年から1979年まで母校のパリ音楽院で教鞭を執った。VEGAに入れた小品集などは人気の高額LPである。1950年頃からデュオを組んでいたピアニストのジネット・ドワイヤン (1921- 2002)と結婚している。1958年夫婦揃っての来日時の日本録音があるらしい(4曲入り45回転盤)。WESTMINSTERの看板Vn奏者として協奏曲、ソナタ、室内楽など多くの録音に参加。フランス人音楽家が少ないWESTMINSTERにあって目立つ存在だった。チェロのピエール・フルニエ(1906―1986)の弟である。ジャン・フルニエの録音はWESTMINSTERの後はぱったりとなくなっている。ピエール・フルニエが1970年近くまで録音を残したのと対象的である。奥方のジネット・ドワイアンは結婚後はジュヌヴィエーヴ・フルニエとなるがステレオ期の録音は見たことがない。二人とも教育者として重要な立場になってきたからなのだろう。ジャン・フルニエは90歳を超えるまで長生きしたようだ。ジネット・ドワイヤンの兄ジャン・ドワイヤン(1907- 1982)は妹とは逆に1970年代になって録音に恵まれERATOに録音を残している。これはWESTMINSTER録音ではく、VÉGAに入れたパリ録音である。4曲の近代ヴァイオリン作品を演奏。ピアノは奥方のジネット・ドワイアンではなく、アンドレ・コラールが担当。ジャン・フルニエの節度を保ちつつも、音楽の楽しみが溢れんばかりの美しい音が近代作品への理解を一層引き立てている。
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