商品コード:1330-041p[PHILIPS] I.マルケヴィチ指揮/ ハイドン:交響曲103番 「太鼓連打」, 104番 「ロンドン」
商品コード: 1330-041p
商品詳細:イーゴリ・マルケヴィチ( 1912- 1983)はウクライナのキエフ(キーウ)生まれだがフランスに帰化した指揮者。バレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフとの出会いが重要な点であり、彼の運命を決めた事実である。ロシア・バレエ団からの委嘱作品によって衝撃的なデビューを果たし、1950年代初頭よりLP録音に活躍した。時期的には英国EMI、フランス・パテ、DGG、PHILIPS、PHILIPS以降の5期に大きく分けられる。勿論英国EMI以前にも録音はあるが僅かである。それぞれのレーベルでメインに近い指揮者としてそれぞれ多数の録音を行っている。パリのコンセール・ラムルー(ラムルー管弦楽団)はマルケヴィチにとって最初の首席指揮者のポストで1957年 - 1961年の間努めた、第7代目の首席指揮者であった。前任はジャン・マルティノン(就任期間・1951年 - 1957年)。1881年、シャルル・ラムルーにより設立された。コンセール・パドルー、コンセール・コロンヌと並ぶ、パリ3大民間オーケストラの一つである。マルケヴィチはコンセール・ラムルーに就任すると、多彩な作品を手がけ、フランス色が強かったオケを一層国際的なオケに変革していった。時期も仏EMI~PHILIPSへの移籍に重なり、またステレオが始まったことで仏EMIでの録音の多くがモノラルであったことに対し、モノラル/ステレオ録音が増えていった。メジャー作品のモノラル/ステレオ録音を増やし、PHILIPSにおけるオーケストラ作品録音の充実化に寄与している。ハイドンの録音は仏EMI時代からあるがPHILIPSではコンセール・ラムルーとの103/104番の2曲が全てと思われる。1枚しかないハイドンだけに演奏・音質ともに充実の極みとなっている。重厚感と音離れの良さが両立しており、完成度の高さでは一流といえる内容。
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