商品コード:1331-025p[VSM] C.シルヴェストリ指揮/ ラヴェル:ボレロ, ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲, サン・サーンス, デュカス
商品コード: 1331-025p
商品詳細:1958年モノラル・フランス録音。カッサンドルとジュベール工房共作の美しいジャケットに入る。フランス物4曲。おいしい所ばかり入れた管弦楽曲集。多くの指揮者がパリ音楽院を振ってきたが、シルヴェストリは中でも個性派と言える。独特の遅めのテンポで奏で、オケを唄わせる。近年、オケに唄わせないスタイルがトレンドになってきているが、それは唄わせるには手腕が必要だからだ。シルヴェストリなら様になるといったものだ。彼のルーマニア人としての気質が出ているのか?クリュイタンスとはかなり異なる個性の持ち主でテンポを自在に操る技に長けている。若い指揮者が真似をすると音楽自体が破綻しかねない線をつく巨匠である。コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)はブカレストに生まれ、ブカレスト国立音楽大学に学ぶ。1930年に指揮者としてデビューし、ルーマニア国立放送管弦楽団の首席指揮者、ジョルジェ・エネスク・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を歴任。1963年にはイギリスのボーンマス交響楽団の首席指揮者となる。1967年にイギリスに帰化し、ロンドンで没す。また1948年から1956年にはブカレスト国立音楽大学で教鞭を執り、セルジュ・コミッショーナ、メンディ・ロダン、イオシフ・コンタ、ミルチャ・クリステスク、パウル・ポペスク等を育てた。1964年に来日、NHK交響楽団を指揮した。多くの名演を残し、所謂爆演系指揮者の代表格!彼のボレロは飽きさせない工夫が盛り込まれ、ここまで遅いテンポでは驚異的な演奏と断言できる。
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