商品コード:1331-023p[VSM] A.クリュイタンス指揮/ シューマン:交響曲3番「ライン」, マンフレッド序曲
商品コード: 1331-023p
商品詳細:クリュイタンスのシューマン3番は、10"のFBLP 1086で発売された直後、マンフレッド序曲を加え12"のFALP 488でも発売された。10"を片面に詰め込んだわけではないので、音質は10"とほぼ同等と思う。ベルリンpo.を振っているのが本当か?と思うほど、華やかで明るい演奏。しかも、切れ味鋭く、甘みさえ感じる。クリュイタンスの音楽性をアウェイでもきちんと貫いている事実!これが指揮者の力というものなのだろう。この曲の名演トップ3と信じる!録音は1957年2月というベートーヴェン交響曲全集録音中に行われた。ドイツ系作品はベルリンpo.と関係があるうちに録音してしまいたいという意図があったと思われる。シューマンは4番を1950年2月27/28日パリ・シャンゼリゼ劇場でフランス国立放送o.と録音していて、これはあまり話題になることがない録音。1/2番の録音はない。シューマンはやはりドイツのオケの方が説得力があるのだろう。フランス系ベルギー人であるアンドレ・クリュイタンス(1905-1967)といえばフランス音楽の申し子のような指揮者というイメージだが、意外にもドイツ音楽も得意としたレパートリーの広い音楽家である。作曲者や作品によりアプローチを適正化出来るプロ中のプロなのである。そしてクリュイタンスの美点はどのような作品でもエレガントで香り立つ優美な演奏に仕上げてしまう。ドイツ音楽にあって重苦しさは微塵もなく、重厚な構成が築かれていても、どこかに瀟洒な雰囲気が漂っているのである。これこそがクリュイタンスが巨匠である理由といえる。ドイツ系指揮者のシューマン3番と是非聴き比べてみていただきたい。クリュイタンスだけが出し得るエレガンスがどのようなものか理解されるだろう。それもベルリンpo.から引き出しているのである。これぞドイツとフランスのマリアージュ!
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