商品コード:1332-052[Ducretet Thomson] P.d.フレイタス・ブランコ指揮 L.ロドリゲス・デ・アラゴン(s) / トゥリーナ:ロシーオの行列 他
商品コード: 1332-052
商品詳細:1882-1949年、スペイン・セビーリャに生れた作曲家、トゥリーナの管弦楽曲4曲を収録。最初の「セビーリャの歌」は、ソプラノも入る。これだけ血の濃い録音は、デュクレテ=トムソンでなければ作れなかったろう。このレーベルは、初期から、スペインの音楽を積極的に取り上げており、シリーズ化し、本場スペインの音楽家による演奏を、上手く国際流通に乗せることに成功している。大手レーベルの手が入ると、本物志向よりも、標準化に力点が置かれるが、これは本物 !! 指揮者ペドロ・デ・フレイタス・ブランコ(1896-1963)はポルトガル生まれ。生涯を祖国ポルトガル音楽発展のために捧げた音楽家であった。Ducretet Thomsonには録音史上最も遅いシャンゼリゼ管とのラヴェルの「ボレロ」が10"で発売されていて有名な録音。これは得意のイベリア作品であるトゥリーナ作品集。ホアキン・トゥリーナ(1882-1949)はスペイン・セビーリャ生れの作曲家。郷里とマドリードで音楽を学ぶ。1905年から1914年までパリのスコラ・カントルムに留学し、ヴァンサン・ダンディに作曲を師事するかたわら、モーリツ・モシュコフスキのもとでピアノを学んだ。多くの同胞の作曲家や、親友のファリャと同じように、パリ滞在中に、ドビュッシーやラヴェルのようなフランス印象主義音楽の作曲家の知遇を得た。また、アルベニスからは、フランク楽派の影響を脱して、スペイン人としての自覚をもとに創作活動に取り組むべきだと諭される。トゥリーナの作品の多くは、伝統的なアンダルシアの民俗音楽に影響されている。19世紀末から20世紀初頭のスペインの作曲家が、おおむね特定の創作ジャンルに偏りがちだったのに対して、トゥリーナはほぼすべてのジャンルを走破し、なおかつ教育者や理論的な著作家としても活躍した。連作歌曲集「セビーリャの歌」Op.37は7曲からなる歌曲集で、ブランコはスペインのソプラノの歌手、ロラ・ロドリゲス・デ・アラゴン( Lola Rodriguez De Aragón)(1910 -1984)を招いて4曲を演奏している。アラゴンの声質は清楚で可愛らしい。ホアキン・トゥリナにハーモニーと作曲を学んでいる。1935年の冬の間、アラゴンはパリに移りクレア・クロワザに師事している。その後ドイツの偉大な歌手エリザベート シューマンとともにドイツ語のレパートリーにも挑戦した。師であるトゥリーナ作品のスぺシャリストとして国際的に知られる。「セビーリャの歌」Op.37以外は全て管弦楽作品でマドリードで録音された。本場の空気感が漂う本物!
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