商品コード:1332-036[DECCA] G.ショルティ指揮/ マーラー:交響曲1番「巨人」
商品コード: 1332-036
商品詳細:1966年、大デッカED1相当が初出。ショルティは「指環」の録音中にマーラーの全曲録音をスタート。'70年代初めまでかかって、ついに全曲録音を完成させた。この「復活」は比較的初期に録音されたので音質も良い。SXL 6000番台初頭と同時期で、音だけなら2000番台に近いオーディオファイル。冒頭の低いチェロの合奏にはゾクゾクさせられる。まさにDECCAステレオ初期の音だ。フォルテの部分もダイナミックで音割れせず、申し分ない。1番「巨人」/4番を除き全てSET番号がオリジナル。DECCAで最初に一人指揮者によるマーラー:交響曲全集録音を行ったショルティ。ショルティは1960年代というマーラーがまだメジャーでなかった時代から、1961年コンセルトヘボウo.と4番を録音、その後1964~68年にロンドンso.と1/2/3/9番、1970年~71年にシカゴso.と5/6/7/8番を録音し、1971年までにマーラーの交響曲全曲録音を行った。ロンドンso.との1/2/3/9番のスタジオ録音が「指環」を録音した時期のショルティに近い演奏である。1970-71年にシカゴso.との5/6/7/8番の録音を終えた1971年時点で全集録音となっているので、3つの異なるオケでの全曲録音となる。ショルティは1969年にシカゴ交響楽団の音楽監督に就任したので仕方ばない。また、1980~83年に収録された第1/2/3/4/9番という5曲になると時間の経過とともにショルティのスタイルは大きく変化し響きに柔和さと奥行きが出てきている。ただし録音技術の後退によりそれがどこまではっきり聴き取れるかという問題もある。この1番は初期の1964年録音でショルティは翌年の1965年DECCA初となる「ニーベルングの指環」録音を完結することになる。初めて大作を成功させ、大きな自信を持っのだろう。マーラー:交響曲の挑戦しようという気分になったのではあるまいか。1番は時期も良くショルティのマーラー録音では特にダイナミックでクオリティの高い演奏であった。
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