商品コード:1332-016p[COLUMBIA] O.クレンペラー指揮/ モーツァルト:セレナーデ10番「グラン・パルティータ」
商品コード: 1332-016p
商品詳細:グランパルティータの愛称もある13個の木管楽器のみによるセレナーデK.361。木管楽器のみの編成でこれだけの名曲を作った作曲家はいない。「難しいことだ」と、モーツァルト自身も、父宛ての書簡の中に書いている。このK.361は歴史的に見ても最初に完成した木管だけの芸術的大作と言える。7楽章の大曲。モーツァルトらしさが端的に表れる。奏者の腕が問われる曲でもあり、英国の豊富な人材を活用し、名演が誕生した。音も流石に良い。赤SCでオリジナル。演奏者であるロンドン管楽五重奏団/Ens.はフィルハーモニア管の管楽器奏者からの選抜メンバーであると思われる。この演奏は良くも悪くもクレンペラーの考えるK.361「グラン・パルティータ」であってそれ以外ではない。従ってクレンペラーの演奏するモーツァルトの交響曲がすんなり受け入れられる方にとっては願ってもない重厚でスケールの大きな演奏である。古楽器好きの、できるだけこじんまりしたモーツァルトを好まれる方には大時代的な演奏と感じられるだろう。指揮者が入ること自体が間違っていると思われるだろう。そうは言ってもたった13人の合奏である、そこまで違うだろうかと思われるのも不思議はない。御大クレンペラーがわざわざ13人の合奏の指揮を執るのはクレンペラーの思想が隅々にまで行きわたる必要がある為である。各楽器間のバランスを最大限に調整しているからこそ、この演奏になるのである。各楽器が自由に行うスタイルの演奏もあるが、ここまで統制のとれた仕上がりにはならない。完全に統制のとれた隙間のない演奏であり、そこに美を見出すタイプのK.361の極限的演奏といえる。フランス・ステレオ盤は更に希少で高音質!
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