商品コード:1334-045[ERATO] J.ヴラフ指揮/M.トゥルノフスキー指揮/ ドヴォルザーク:セレナーデ集
商品コード: 1334-045
商品詳細:ERATOにはドヴォルザークの様なスラブ系の管弦楽を正しく演奏できる指揮者がいないと判断したのだろう、SUPRAPHON音源からのライセンス製造で当LPを発売した。音源は1967年SUPRAPHON: SUA 10760/SUAST 50760でリリースされた分のマスターテープの供給を受け、ERATOでマスタリングから原盤を作り直し、ERATOスタンパーを付けてプレス。きちんとERATOの音になっているので安心。Op.22が弦楽セレナーデ、Op.44が管弦楽セレナーデ。古くはターリヒ/プラハso.のモノラル録音があったのみ。1967年チェコで発売された現代感覚でステレオ録音された唯一の正統的演奏。名曲である!それぞれの得意分野を活かした分業体制が欧州/米国にはあった。曲により演奏者が異なりA面の弦楽セレナーデOp.22はJ.ヴラフ指揮チェコ室内o.、B面の管楽セレナーデOp.44はM.トゥルノフスキー指揮プラハ室内Ensとなっている。フランスでの初年度発売は1969年頃と思われる。フランス作品はフランス人でないと様にならないが、スラブ作品はご当地の録音に限るというローカリズムは1970年代までは普通に存在していた。そのようなローカリズムは1980年代から始まるグローバリズムの浸透で薄くなり、内容は劣化の一途を辿ることになる。クラシック録音の世界ではローカリズムと黄金期/隆盛期は相関関係にあることはアナログ・ファンならご承知のことだろう。グローバリズムは便利で安価とメリットも大きいが、失ったものが最も大切にすべき本質であった。本質を軽んじたグローバリズム音楽は只のビジネスであり未来はない。ERATOのこの時点での判断は正しい!
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