商品コード:1334-036b[ERATO] H.フェルナンデス(vn) G.デュプリュ(cl) J.ネイルス(vc) M.M.プティ(pf) / メシアン:世の終りのための四重奏曲

[ 1334-036b ] Messiaen – Quatuor Pour La Fin Du Temps



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商品コード: 1334-036b

作品名:メシアン:世の終りのための四重奏曲/1. 水晶の典礼--2. 世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ --3. 鳥たちの深淵--4. 間奏曲--5. イエスの永遠性への賛歌-- | --6. 7つのトランペットのための狂乱の踊り--7. 世の終わりを告げる天使のための虹の混乱--8. イエスの不滅性への賛歌
演奏者:H.フェルナンデス(vn)G.デュプリュ(cl)J.ネイルス(vc)M.M.プティ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:ERATO
レコード番号:STU 70156
M/S:ステレオ, stereo (Gravure Universelle)
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ再版】---青白Σ土手, , 9時にMede in France(横黒文字), 3時に□Gravure Universelle 33T. 1/3, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:STU 70156, Price Code:なし, Rights Society:BIEM, スタンパー/マトリクス:ERA 70156 LPL 543 1Y D5 380/STU 70156 ERA 70156 LPL 543 2Y D1 (ラウンド小文字スタンパー・ERATO/仏PHILIPSタイプ), ERATO録音ステレオ製造を示すERAとレコードの数字桁を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス:1S1/B3, 再補助マトリクス:なし, Pathéプレスではない, 1960年代スタンパーによる1972年頃製造分, 旧番号にピンク白/黒竪琴2重内溝・黒枠なしレーベル存在する(1963年分), ピンク白/黒竪琴2重内溝・黒枠付レーベル存在する(1964年分)→STU番号, これより古いステレオ・レーベル存在する, ステレオ最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, モノラル存在する, RIAAカーヴである, ERATO音源のERATO製作仏PHILIPSプレス, カッティングマスター:380はないがC.I.D.I.S. Louviersの技師と思われる, 工場:Société Phonographique Philips, ステレオ再版, re issue for stereo
ジャケット:【フランスでのステレオ再版】---表コートペラ, 11時に地色ベース 灰色で竪琴マーク 重ねてERATO Gravure Universelle, 表記されたジャケット番号:STU 70156, Price Code:Ⓐ, 背文字:あり(黒色・クリーム背景・上下絞り橙), ⓅⒸなし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがステレオは当ジャケットではない・旧番号あり), 製作:Erato Disques S.A, 印刷:Imprimerie Contensin. Paris , 旧番号に折返表コートペラジャケット・楕円型金ステレオシール付き存在する, これより古いジャケット存在する, ステレオ再版, re issue for stereo
トピックス:1963年2月パリ・Studio Hoche・でのモノラル/ステレオ録音, 録音技師:Daniel Madeleine, プロデューサー:Olivier Messiaen, 1963年頃Éditions Costallatによりコピーライト登録・同年ERATO:LDE 3256/STE 50156(ピンク白/黒竪琴2重内溝・黒枠なしレーベル・当ジャケット入り)にて初リリース→1964年ステレオは同一番号・ピンク白/黒竪琴2重内溝・黒枠付レーベル・当ジャケット入り)・当盤→1971年頃 STU 70156・青白Σ土手レーベル・当ジャケット入り(当盤)→1980年頃まで再版される, これはステレオ再版につき安価とした, オリジナルは1万円超えの高額盤!、第3~4版程度と思われる, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:メシアンの室内楽の中でも傑作の一つであるこの曲は、彼がドイツ軍の捕虜として投獄中、檻の中で書いたいわく付の曲。通常のSQではなく、Vn/Vc/Pf/Clの四重奏。1940年の作品。戦争に対する絶望的気分を表した作品とされているが、現代曲にあってとても美しい。現代旋律を持っていて、作品として鑑賞に堪えうる素晴らしい内容!メシアンというと難解な曲という印象を持たれる方が多いが、中でも「世の終りのための四重奏曲」は特別にメジャー作品と同等に聴かれる曲で室内楽ファンには定番曲といっても差し支えない曲となっている。現代作品らしさも味わいつつ、「世の終り」という意味深な内容に関して考えることも良い切っ掛けとなる作品。1963年の録音でメンバーは当時ERATOに籍があった器楽奏者たちが集まった臨時編成のメンバーによる。変則的な楽器構成なので当然ではある。監修者として作曲者であるオリビア・メシアン自身が携わっていて、信頼の置ける演奏となっている。ユゲット・フェルナンデス(ヴァイオリン)、ギイ・デュプリュ(クラリネット)、ジャック・ネイルス(チェロ)、マリー=マドレーヌ・プティ(ピアノ)の4人による演奏。初演は1941年1月15日、ポーランドの国境近くのシレジア地方のゲルリッツの第8A捕虜収容所で、5000人の捕虜という聴衆を前にして初演された。作曲のいきさつは以下のようであったらしい。第2次世界大戦の開始とともに一兵卒としてフランス軍に召集されたメシアンは序盤戦で捕虜になってしまう。収容所に連行されるやいなや、捕虜は全ての所持品が取り上げられるが、メシアンの雑のうに入っていたのはバッハの『ブランデンブルク協奏曲』、ベルクの『行情組曲』、ストラヴィンスキーの 『結婚』のポケット・スコア。音楽好きのドイツ将校はこれらの楽譜の所持を認め、これがメシアンにとって飢えや寒さで苦しい時の慰めになった、更にドイツ将校は作曲の為の鉛筆や消ゴムや五線譜をメシアンに特別に与えた。メシアンはこの収容所で出会った音楽家に励まされ、厳しい環境の中『世の終りのための四重奏曲』を完成させる。初演の聴衆は5000人、ドイツ軍の将校に加え捕虜など農民・知識人・職人・牧師・ 医者など様々な階層の人が集った。メシアンは演奏前に楽曲解説をする「この曲は囚われの身の時が終ることを示しているのではなく、過去と未来の観念の終り、すなわち永遠の開始を描いた作品」と。そして、自分の作品があのように注意深く、そして理解力をもって聴かれたことはなかった、とメシアンは回想する。第8A捕虜収容所のドイツ人は音楽と音楽家に敬意を持っており、音楽家たちは石炭や食料を多めにもらえたらしい。メシアンと共に初演したメンバー3人のうち、エティエンヌ・パスキエは収容所から解放され、パスキエ三重奏団を結成し活躍し続けている。アンリ・アコカは収容所からの脱走に成功し、クラリネット奏者としてのキャリアを築いていくも、父をアウシュビッツで亡くしたことを戦後知ることになる。ジャン・ブレールは収容所生活での演奏ブランクからヴァイオリンを辞め俳優になる。そして彼は、捕虜の際の辛い経験に一生悩まされ続けたと言う。メシアンは「第8捕虜収容所元捕虜親睦会」に多額の寄付をし、支援をし続けた。しかし亡くなる直前に、同会主催の1991年ゲルリッツの聖ペテロ・パウロ教会で行われた『世の終りのための四重奏曲』初演50周年記念演奏会には足を運ぶことができなかった。当録音はLP初録音ではないが、同じくフランス人による演奏であり、十分に説得力を持つ演奏であることは確か!メシアンは1992年04月に亡くなった。

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