商品コード:1334-034[ERATO] G.シェベーク(pf) / ショパン:Pf作品集/幻想曲, 舟歌, 夜想曲2曲 他
商品コード: 1334-034
商品詳細:G.シェベークの弾くショパンPf作品集。シェベークの音は非常に骨太で、低音部が他のショパン演奏とは比べられないくらいどっしりとした響き。説得力は言うまでもないが、ショパンの音楽がずっと大きなスケールで聴こえてくるのが何よりの魅力だ。表現の幅をどれだけ自由自在に広げられるか、ピアニストの仕事はこれに尽きるわけだが、その意味でシェベークのこの録音は円熟の域に間違いなく入る。じっくりと耳を傾けてほしい。ジェルジ・シェベーク(1922- 1999)、ハンガリーはセゲドの生まれ。11歳でソロ・リサイタルを開き、14歳でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番をフリッチャイ・フェレンツと共演するなど、神童振りを発揮した。16歳のときにリスト・フェエンツ音楽大学に入学してコダーイ・ゾルターンやヴェイネル・レオーらの薫陶を受け、卒業後は欧米やロシアなどで演奏活動を始め、ヤーノシュ・シュタルケルらとも度々共演を重ねた。1949年からはブダペストのバルトーク・ベーラ音楽高等学校のピアノ科教諭に就任するも、1956年のハンガリー動乱の影響でパリに亡命を余儀なくされた。この時シュタルケルの援助によってブルーミントンのインディアナ大学の教授となった。また、ベルリン高等音楽院や桐朋学園大学などにも招かれてマスター・クラスを開き、後進の指導に熱心に当たった。欧州ではERATOとPHILIPSを中心に非常に多くの録音を残すも、その大半が室内楽である。ヤーノシュ、グリュミオーらが好んでシェベークの伴奏を希望するようである。それでもERATOではソロ録音が多い。ショパンは得意としていたようである。ベーシックでありながら味わいの深みがあり、聴く程に良さが滲み出る演奏である。良いものは必ず認められる日が来る。そんな言葉の意味がぴったりに感じるピアニスト !
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