商品コード:1334-006t[SUPRAPHON] S.ヴェチュトモフ(vc)/ ハイドン:Vc協奏曲2番
商品コード: 1334-006t
商品詳細:サシャ・ヴェチュトモフ(1930-1989)は本名アレクサンドルだが、ほぼ全て愛称の「サシャ」で活動していたようだ。1930年チェコ生まれ。チェリストであった父イヴァンから音楽の手ほどきを受け、その後プラハ音楽院にて、あのラディスラフ・ゼレンカにチェロを師事。モスクワに留学、セミョーン・コゾルーポフとA.ナヴァラに師事。1951年~1956年までスーク・トリオに在籍し、1955年に開かれたプラハの春国際音楽コンクールにてヨゼフ・フッフロ、ミハイル・ホミツェルと共に第1位を獲得。1959年に開かれたパブロ・カザルス・コンクールにて第2位を受賞(第1位はアンナー・ビルスマ)。演奏家として着実にキャリアを積む一方、母校プラハ音楽院にて後進の育成にも積極的に取り組んだ。1989年プラハにて59歳とう短い生涯を終えた。短い演奏家人生であったため、サードロほど名が知られるまでには至らなかったが晩年の1984年頃はバッハの無伴奏チェロ組曲を録音している。その時の楽器は「ジョバンニ・バティスタ・グァダニーニ」製作だった。この録音が同じ楽器であるかは不明。このハイドンでは出だしから重厚かつ滑らかに始まる。ヴェチュトモフは暗調な低く太い音を出すが、不思議と曲は明るい雰囲気に包まれる。チェコの重鎮スメターチェクの指揮。話題になることの少ない録音だが、東欧らしい翳りのある音色がこの曲によく似合う。ロマンチックな演奏に終始している。生徒にイルジー・ホシェクやミカエラ・フカチョヴァーらを育てた。自身で作曲したカデンツァを使っている。
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