商品コード:1335-061b[ASTRÉE] J.サヴァール,C.コワン,S.カサデムント(gamb) ギボンス:3声のファンタジー集(14曲)
商品コード: 1335-061b
商品詳細:ASTRÉEはValoisの古楽研究部門レーベルとして発足した専門レーベル。これはASTREEらしい1979年スイス録音。オーランド・ギボンズ(1583-1625)は英国テューダー朝のオルガニストで作曲家。相当数のマドリガルを作曲したがヴィオール作品も30曲あまり創作。幻想曲の名で知られる。ここでは13曲のヴィオール合奏のための幻想曲と4声のイン・ノミネと呼ばれる同様作品をサヴァール他計3人のヴィオール奏者が曲ごとに1500-700年代の楽器を使い分け録音。高音質録音。ジョルディ・サヴァール(1941-)はカタルーニャ地方のバルセロナ県イグアラダの生まれのスペイン人のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。バーゼル・スコラ・カントルムでヴィオラ・ダ・ガンバを学ぶ。1974年にオリジナル楽器を使用するエスペリオンXX(現エスペリオンXXI)を設立。1987年に声楽アンサンブルのラ・カペイラ・レイアルを、1989年にはコンセール・デ・ナシオンを設立。ルネサンスやバロックなどの作品を得意とするが、近年19世紀の音楽も演奏している。アラン・コルノー監督の「めぐり逢う朝」(1991)の音楽を担当し、サウンドトラックが高い評価を受けたことでも知られる。サヴァールはAstréeレーベルに多くの録音を残した。サヴァールを中心として曲によりチェンバロ、リュート、低弦楽器などが加わることで多くのバロック系作品の録音を可能にした。Astréeレーベルの中心的音楽家である。マレのヴィオール曲集が最も知られている これはAstréeでなければ製作されなかった録音だろう。ヴィオールと言えばそれまでヴィオラ・ダ・ガンバしか知られなかった所に、ヴィオール属という古楽器グループを紹介し、掘り下げたことはAstréeの功績である。そのことによって特にフレンチ・バロックの世界が突然広がった。サヴァールによってこれまで埋もれていた曲や作曲家を知った方は多いだろう。1979年に録音されたヴィオールによるギボンズ:ファンタジー集を体感していただければ幸い。
サヴァールの在庫一覧へ