商品コード:1337-057[ADÈS] L.ルートヴィヒ指揮/ ドヴォルザーク:交響曲9番「新世界より」
商品コード: 1337-057
商品詳細:レオポルト・ルートヴィヒ(1908~1979)はモラヴィア出身の指揮者。ウィーン音楽院でエミール・パウエル(Emil Pauer)にピアノを師事し、南ドイツおよびチェコスロヴァキアのブルノの歌劇場で指揮者としての下積みの修行をした。1936年にオルデンブルク歌劇場の指揮者に就任し、1939年にウィーン国立歌劇場の首席指揮者を務めて声望を高めた。1943年からはベルリン市立歌劇場の首席指揮者となり、1951年までその任にあった。1950年から1971年までハンブルク国立歌劇場の音楽総監督を務め、1952年からイギリスのエディンバラ音楽祭やグラインドボーン音楽祭など、主要な音楽祭にオペラのエキスパートとして出場していた。ドイツ系のマイナーレーベルLPで時折目にする程度しか印象に残らない指揮者というのが実状だろう。ベルク「ルル」(1968年独エレクトローラ録音)などが有名である。日本での知名度は高くはない。1957年にはエミール・ギレリスのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番・皇帝」の英COLUMBIA録音がある。1959年にはチャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」をハンブルク国立フィルとEURODISCに入れていた。またロンドン交響楽団との録音が数点あり、それらは米EVEREST録音である。米国盤が1960年に発売されているのでそのあたりの録音だろう。これはフランスでのライセンス製造分。クリップス/ロンドンso.もロンドン録音ながら米EVEREST音源であった。興味を持って聴いてみると、これはやや早めのテンポで歯切れよくスピード感のある痛快な演奏である。疾風のようなオケとは正にこの演奏を指すようだ。このような個性的で特徴がはっきりした演奏はどんなタイプでも好感が持てる。「新世界より」ファンには是非ともお勧めしたい個性的演奏!ドイツのオケとはあまり良い印象がこれまでなかったが、オケがロンドン交響楽団ということできびきびとした音離れの良い演奏・録音に驚いた。知られざる秀演の1枚!英国では例によってWorld Record Clubから出ているがWorld Record Clubからこれだけ切れ味の良い音が出てくるか怪しい!
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