商品コード:1337-054[ADÈS] D.エルリ(vn) / 無伴奏Vn曲集/バルトーク, ジョリヴェ, ストラヴィンスキー
商品コード: 1337-054
商品詳細:ドゥヴィ・エルリのADÈS録音。ドゥヴィ・エルリ(1928-2012)はパリ生まれのヴァイオリン奏者。1941年からパリ音楽院でジュール・ブーシュリに師事。1944年、コンセール・パドゥルー管弦楽団の演奏会でデビュー。翌1945年、パリ音楽院を首席で卒業。1955年、ロン=ティボー・コンクールで優勝した。その年に初来日を果たしている。その後、1980年代以降度々日本を訪れ、多くの音楽祭に出演したり後進の指導にあたった。2012年2月、交通事故によって死去。1950年代よりDucretet Thomson、Le Club francais du Disque等に録音を残し高額LPとして知られる。1960年代後期にADÈSに移籍し、1969年に最初の録音であるバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲を録音した。エルリ初の録音で非常に人気が高く、高額で知られる。この無伴奏Vn曲集はADÈSで2枚目の発売で1970年頃にリリースされた。ADÈSにはパガニーニの奇想曲全曲の録音もありADÈSに移籍後は技巧的作品を多く録音している。よく見ると、バッハ、パガニーニも無伴奏Vn曲であり、このLPも無伴奏Vn曲集なので結局、エルリのADÈS録音は全てソロVn作品ということになる。元々そういう意図があったのか不明だが、これは新発見といえるだろう。ここではバルトーク、ジョリヴェ、ストラヴィンスキーの3曲を収録しているが、中でもジョリヴェ:狂詩的組曲は作曲家の立会いの下で行われた世界初の録音らしい。バルトークも無伴奏Vn曲では優れた人気曲。ストラヴィンスキーのエレジーは1944年に作曲したヴィオラ独奏曲である。プロ・アルテ四重奏団の監修者アルフォンス・オンヌーを偲んで作曲された。この曲は、5度高い音程のソロ・ヴァイオリンで演奏することもできる。短い曲だが静かで聴かせる曲、録音は少ない。エルリの特徴である洒落たスタイルというより、やや攻撃的で鋭角に切り込む面がよく出た録音で、特にバルトークでは情熱的で技巧を全面に出しつつも聴くものを離さない味わい深さを持つ演奏である。このLPには3種の番号があり15 502、16 013、14 026。14 026は1981年頃の再版で確定。15 502、16 013の2種は番号から見て15 502が先と思われる。16 013がバルトークの小さな写真が使われたジャケットに入る。
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