商品コード:1337-053[ADÈS] J.フェヴリエ(pf) 他/ サティPf作品集/グノシェンヌ1番 他
商品コード: 1337-053
商品詳細:2枚組のサティ:作品集は入荷があったが、その2枚組の2枚目にあたる、サティPf作品集はこれがオリジナルとなる。2枚組は1975年にカップリングされたサティ:作品集で、ご承知のように1枚目はサティ管弦楽作品集で米国EVEREST音源(録音はパリ)であった。この2枚目はピアノ作品集で管弦楽は入らない。また音源もADÈS保有でありEVERESTでは発売されていない。つまり当盤が2枚目のオリジナル単売盤である。全ての曲をジャック・フェヴリエが演奏しており、1枚目とは全く様相が異なる。「梨の形をした3つの小品(全7曲・連弾)」のみでジョルジュ・オーリック(pf)が参加しての連弾演奏である。2枚組は全く異なる音源が組み合わされたサティ:作品集であったことが解かる。こちらはジャック・フェヴリエが弾くサティ作品のLPである。チッコリーニでもバルビエでもないフランスの大物ピアニストによるサティはこれが唯一の録音であり希少である。ステレオでサティの魅力をタップリ楽しめる!フランスにおいても画期的なLP発売であった。ジャック・フェヴリエ( 1900 - 1979)はフランス・サン=ジェルマン=アン=レー生まれ。パリ音楽院にてエドゥアール・リスレとマルグリット・ロンの薫陶を受け、1921年に首席となる。1932年にプーランクの《2台のピアノのための協奏曲》の世界初演において、作曲者自身と共演。ラヴェルの《左手のためのピアノ協奏曲》のフランス初演においては、作曲者自身によってソリストに大抜擢された。フランス音楽の数々の録音を遺しており、とりわけ1963年のラヴェルのピアノ独奏曲の録音は、シャルル・クロ・アカデミーよりグランプリ・デュ・ディスク賞を授与された。1952年にパリ音楽院の教授に就任し、演奏活動とともに後進の育成にもあたり、かのサンソン・フランソワやプルーデルマッハーなど輩出。録音活動も、1970年代に入ってからも行っていたが、1979年9月3日交通事故で亡くなった。ラヴェルに指導を受けた数少ないピアニスト。ドビュッシーも得意としており、これは純粋なフランス人が録音した最初の録音であるアルベルト・フェルベールに次ぐ初期の前奏曲の全集録音である。演奏はギーゼキングのような雰囲気重視ときっちり楷書的なスタイルの中間的であり軽度のルバートも忘れない。微妙なテンポの揺らしでフランス人らしい洒落っ気も交えたるクールな味わいの演奏。フランス人の解釈の王道をいくものだろう。全体に重さを感じさせない軽妙な演奏といえる。1961-72年にドビュッシーの大半のピアノ曲を録音している。サティはこれが唯一の録音となった。流石に上手さは別格!
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