商品コード:1337-031n[MELODIYA] D.オイストラフ(vn)/ ブラームス:Vn協奏曲
商品コード: 1337-031n
商品詳細:EMI(Angel)/米COLOMBIA/MELODIYA共同製作。1969年5月クリーヴランド・セヴェランス・ホールにおけるオイストラフ4回目の録音。オイストラフは指揮者が大物程力を出す演奏家と見え、クリュイタンスとのベートーヴェンも別人かと思うような高貴な音を出していたが、ここでも同じ。'70年代初頭のプレスで、ここまでの芸術性の高いVnはこの時代そう多くない。さらに老境に入ったヴァイオリニストを感じさせる深みがある。力を適度に抜いた円熟の味はクレンペラー盤にはない魅力!西側EMI各社から発売された為レアなLPではないが、MELODIYA盤の入荷は少なく希少!MELODIYAはDLレーベルの厚手盤で存在感がある。オイストラフは、ブラームスは順番にコンドラシン/モスクワpo.→コンヴィチュニー/ドレスデンsk.→クレンペラー/フランス国立o.→セル/クリーヴランドo.の4回である。セルとの4回目は当時オイストラフは61歳でヴァイオリン奏者としては通常引退を考える年齢であったが、日頃からの実演や録音の多さに鍛え上げられたようで衰えを感じることなく余裕さえ感じさせる。ヴァイオリン奏者は高齢になると体力勝負の協奏曲は避けて室内楽が中心となってゆくがオイストラフのパワーは別格のようである。演奏は流石に若い時のような鋭さこそないものの、悠然とした音色は枯れたとは言えない鮮度を保っている。流石にプロ中のプロである。しかし老練を感じさせる衰えが僅かに感じられるところもあり、新鮮さはもはや求められない。とはいえまだまだ第一線で通用するパワーは驚嘆に値する。
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