商品コード:1337-020p[ETERNA] H.アーベントロート指揮/ モーツァルト:交響曲38番K.504「プラハ」, 41番K.551「ジュピター」
商品コード: 1337-020p
商品詳細:ETERNAは'70年代中頃、LP化されていなかったアーベントロートの音源を一挙に発売した。録音は1955/56年ベルリン/ライプツィヒ。音質は非常に良い。中高域が厚く、同時に低域がずしりとくる音。さすがに巨匠アーベントロートの作り出す音楽は、その後の指揮者達がまるで子供に感じてしまうほどの説得力を持つ。重厚さだけでなく、スピード感、キレの鋭さ、どこを見ても超一流の指揮。コンヴィチュニーでさえ、遥か及ばない!?ヘルマン・アーベントロート(1883- 1956)は1953年 - 1956年の間チェリビダッケの後任としてベルリン放送so.の首席指揮者を務めた。1956年にアーベントロートが亡くなると、ロルフ・クライネルトが1959年 - 1973年、ハインツ・レーグナーが1973年 - 1993年まで首席指揮者を務めたが、その後はラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが後を継ぎ、ドイツ人による系譜は終了した。この音源はURANIAではないと思われる。各放送局が持つ放送音源のアーカイヴスからのLP化と思われる。アーベントロートはフランクフルト生まれで1934年からブルーノ・ワルターが亡命して空席となっていたライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団常任指揮者に就任した。それ以前は西側でSP録音を多く行っている。1953年からはベルリン放送交響楽団首席指揮者に就任し、1934年以降西側のポストは持たず東側から出ることはなかった。1949年8月25日ドイツ民主共和国(東ドイツ)から国家賞を授与されたことが原因だろう。だが時折西ドイツのオーケストラへも客演している。1956年にイェーナに演奏旅行で滞在中に脳卒中に倒れ、葬儀は6月2日に、東ドイツにより国葬として行われた。日本には紹介されたことが殆どなく、1970年代を担っていた、これらのような録音が数多く発掘、発売され、一躍存在がクローズアップされた。ギュンター・ヴァントの師であった。
アーベントロートの在庫一覧へ