商品コード:1337-006t[HMV] E.フィッシャー(pf) / ブラームス:Pfソナタ3番
商品コード: 1337-006t
商品詳細:E.フィッシャーの晩年を飾るブラームスのソナタ。当盤は長きにわたり活躍したフィッシャーの数多くの録音の中でも特筆すべきレコードであり、名盤に恵まれないブラームスのソナタであることも考え合わせると、とても貴重な歴史的録音であろう。晩年の録音ということもあり派手な表現こそないが、ドイツ的解釈で貫かれた名演。特に第2楽章は、長きにわたって培われた彼の音楽哲学を改めて実感出来るような特別な世界観である。稀少!20世紀の巨匠であるエドウィン・フィッシャー(1886-1960)は名ピアニストである。優れた指揮者、教育者でもあった。1941年からはベルリンのシュテルン音楽院で教授となり、後にはベルリン高等音楽院の教授にも就任している。指揮者としては、1926年からリューベックの管弦楽団、1928年からはミュンヘンのバッハ協会を指揮、さらに自ら室内管弦楽団を結成し、その指導にあたり、協奏曲の演奏では独奏を兼ねながら指揮をする、いわゆる「弾き振り」と呼ばれる演奏習慣を復活させた。パウル・バドゥラ=スコダやダニエル・バレンボイム、アルフレート・ブレンデルなど数多くの名ピアニストを育てたことでも知られている。ピアノ演奏の世界に大きな影響を残した音楽家である。バッハ、モーツァルトばかりでなく、ブラームスも録音していた。音質は驚くほどよく、巨匠の巨匠然とした今のピアニストにはあり得ないような発想での演奏である。神がかったとしかいえない凄い音が飛んでくる。こんな演奏が本当にLPで聴けるのかと驚く演奏である。
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