商品コード:1337-004[HMV] アマデウスQt. / モーツァルト:弦楽四重奏曲14番
商品コード: 1337-004
商品詳細:1952年に発売されたアマデウスQt.の最初期録音。アマデウスQt.は1948年にロンドンで結成された弦楽四重奏団。第1ヴァイオリン :ノーバート・ブレイニン、第2ヴァイオリン: ジークムント・ニッセル、ヴィオラ : ペーター・シドロフ 、チェロ : マーティン・ロヴェットでデビューし、1987年シドロフの死による解散まで39年間という長きにわたり完全同一メンバーで活動を行った団体であった。芸風はウィーン的であり、ドイツ/オーストリア風とみなされていた。DGGへの録音で世界にその名が知られたが、DGG以前のモノラル期にも相当数の録音がある。スタンダードの一つとして高い評価を受けている。初期ではWESTMINSTERでのモノラル録音が知られ、バリリQt.、ウィーンコンツェルトハウスQt.等と共同でモーツァルト弦楽四重奏旧全集の録音に参加していた。この録音はWESTMINSTERとほぼ同じ時代で、彼等の最初のEMI系録音であった。翌1953年からはDECCA、DGGにも録音を始めて、弦楽四重奏団としては珍しい複数のレーベルへの録音を行っている。この録音の芸風はWESTMINSTERとほぼ同じで、レーベルの違いによる音質が異なる程度である。弱音と抑えた表情で適度に歌い、モーツァルトを彼等のスタイルで表現している。1960年代に入ると表情はもっと大胆になり、音も強くなっていくが、この時代はSP期の影響が多少残っているらしく、抑制の効いた大人しい表情である。ある意味アマデウスQt.の最も美的な演奏が聴ける時期である。39年間同じメンバーで活動を行った団体だが、年代、レーベル、曲等の違いで様々な異なる顔を持つ団体である。メンバーが交代していく団体では更に大きな変化があるわけで、比較的安定した芸歴を持つが、それでも1950年前~中期のアマデウスQt.にはDGG録音では絶対に聴けない初期の雰囲気がある。EMI録音第1号録音と思われる!
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