商品コード:1337-001[VSM] A.トスカニーニ指揮/ ワーグナー:パルジファル~第3幕への前奏曲, 聖金曜日の音楽
商品コード: 1337-001
商品詳細:トスカニーニのワーグナー:管弦楽曲は1946年から1952年までの間に楽劇「トリスタンとイゾルデ」、楽劇「神々のたそがれ」、楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、歌劇「ローエングリン」、舞台神聖祭典劇「パルジファル」~それぞれ数曲ずつ録音している。但し歌劇全曲を多く録音したフルトヴェングラーと異なり、トスカニーニは歌劇全曲のスタジオ録音は録音しなかった。「パルジファル」からはこの2曲が全てとなる。トスカニーニは大のナチス嫌いでありそのあたりが影響したのだろうか?しかし晩年は特に歌劇からの管弦楽曲をラジオ放送用に演奏していた。1954年4月4日の最後のコンサートでも「神々の黄昏」より ジークフリートのラインの旅、「ローエングリン」より 第1幕への前奏曲、「ジークフリート」より 森のささやきを演奏している。1953年にもかなりの数を演奏していた。トスカニーニのワーグナーこそ正にフルトヴェングラーと対極にある指揮者であることを実感する。クナッパーツブッシュのワーグナーが好まれるのはトスカニーニの思想が入っていることが理由だと思われる。トスカニーニはクナッパーツブッシュよりスケールの点で劣るが、高揚感はトスカニーニ以上の演奏はないのではと感じる。テンポの点でも、軽快さがワーグナーの弱点であるまったり感を補い、補強する要素となっている。あまり注目される事のないトスカニーニのワーグナー・管弦楽曲だが、実の所相当に満足感を得られる演奏である事実を多くの方に知っていただきたい。この2曲は米国、英国ともにSPで発売された。フランスは未確認だが同様の可能性が高い。
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