商品コード:1339-060[ERATO] A.ケフェレック(pf)/ ハイドン:Pf協奏曲11, 4番
商品コード: 1339-060
商品詳細:アンヌ・ケフェレック(1948-)パリ生まれ。彼女は日本でも人気がある。デビューは1970年だが、当時から注目されていたピアニストだった。パリ音楽院卒業後、ウィーンでバドゥラ=スコダ、デームス、ブレンデルに師事する。1968年ミュンヘン国際音楽コンクールで審査員満場一致で優勝、翌年リーズ国際ピアノ・コンクールでも入賞を果たし、一躍ヨーロッパで注目を浴びた。日本で毎年開催される「ラ・フォル・ジュルネ」のメイン・ゲストとして大活躍している。フランス政府より芸術文化勲章オフィシエを受勲。ソロ録音は全部でERATOに5種、RCAに1種。Pf協奏曲は4種(フンメル/ラヴェル/ハイドン/バッハ)と思われる。未だ健在で2017年4月には銀座でコンサートを行った現役の仏ピアニスト。。これは彼女が1981年スイスで行った録音。アナログとデジタルの2種のLPが発売。曲は2つともCemb協奏曲をPf用に編曲したもので、Pfで演奏されるホーボーケン11番は最もメジャーなハイドン:Pf協奏曲で、最も録音が多い。早めのテンポのオケにCembを意識したかのようなソロが絡む。部分的にアクセントを利かせ、単調さは皆無。4番は逆にしっとりと聴かせる。プレスはアナログとデジタルの2種が用意された。これはアナログ版。デジタル版は頭にNUMが付く。ケフェレックのソロは優美であるのは勿論だがオケに負けないパワーも有する。ハイドンの協奏曲はピアニストによりその雰囲気を大きく変える曲である。この録音では全てがフランス色に染まる。独特の陰影のあるソロは深みも感じさせる。特にマイナー作品である4番が曲も良く、完成度の高さを見せる。迷いなくパンチの強さでオケを圧倒して、自身の世界を作る様子はメジャーな11番を完全に凌駕した演奏。B面の4番に注目されたい!
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