作品名：ベートーヴェン:Vnソナタ7番Op.30-2 | Vnソナタ10番Op.96

レーベルタイプ：【英国でのLPオリジナル】---灰ニッパー段付, 12時にMade in England, グルーヴガード厚手, センターホール上にGreat Recordings Of The Century, 表記されたレコード番号:COLH 9, Tax Code:なし, Rights Society:記載なし, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:2XEA 10087 21/2XEA 10088 21 (ストレート小文字スタンパー・EMI/Pathéタイプ), EMIグループの英国録音モノラル製造を示す2XEA***で始まりレコード番号を含まないフランス型英国専用マトリクスを使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 179436/M6 179437, 再補助マトリクス(3時):G/G, 9時はない, ストレート・タイプの本体とストレートMスタンパーの2種併存のPathéマスターによる英EMIプレス, 1950年代のスタンパーによる1957年頃の製造分, 旧番号存在せず(SPは存在する), 英国に灰ニッパー中溝レーベル・フラット盤存在せず, これより古い英国レーベル存在せず, 英国でのLP最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, ステレオ存在せず, RIAAカーヴである, EMIグループ系SP音源のHis Master's Voice製作EMIプレス, 工場:"The Old Vinyl Factory" Hayes・Middlesex・England, 英国でのLPオリジナル, original for LP in UK.

ジャケット：【英国でのLPオリジナル】---紺クロス紙厚手ボード(粗目紙厚手・ザラザラ表面), Great Recordings Of The Century, リブレットのコピー付, 表記されたジャケット番号:COLH 9, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・金紙背景), ⓅⒸなし, ジャケット裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが英国LPでは当ジャケットである), 製作:The Gramophone Co. Ltd. Hayes・Middlesex・England, , 印刷:H&S--Harrison & Sons Ltd., 英国でこれより古いジャケット存在せず→1960年代に緑色コートジャケットになる, 英国でのLPオリジナル, original for LP in UK.

トピックス：7番:1936年2月/10番:1936年6月ロンドンでのSP録音, 録音詳細不明, フランスでは1937年2月(7番)/11月(10番)La Voix De Son MaîtreのSP:DB 3068-3070(7番)/DB 3299-3301(10番)で初リリース, 1956年Pathé MarconiにてSPからLPへの復刻, 1957年5月La Voix De Son Maître:COLH 9(灰ニッパー内溝レーベル・フラット盤・灰クロス紙棒付厚手ボード・ジャケット入り)にてLPが初リリース, 英国では数ヵ月遅れてPathéマスターにて英国EMIでプレス・His Master's Voice:COLH 9(当装丁)にて初リリース→1960年代に同一レーベル・緑色コートジャケット入りに変更される, これは英国での初年度リリース分オリジナル, 英国にフラット盤は存在しない, F.クライスラー(vn)F.ルップ(pf)のベートーヴェン:VnソナタはCOLH 6～10で全曲リリースされた

商品詳細：COLH 6-10までの5枚はF.クライスラー(vn)F.ルップ(pf)によるベートーヴェン:Vnソナタ全集が使う番号となった。COLHシリーズでシュナーベルのベートーヴェン:Pf協奏曲全集の次に来る番号である。それだけ重要視されたことが窺える。この録音は日本でも東芝GRシリーズで発売され人気を博した。このフランスCOLHシリーズが世界で初めてSPから復刻されたLPである。1936年録音。1956年、仏PATHEにより初LP化、1957年にCOLH 9として英/仏で発売された。COLHの中でも特に若い番号だ。日本盤でお持ちの方もいらっしゃると思うが、全く音が違う。これを聴かれればお手持ちのGR盤に愕然となってしまうだろう。クライスラーの艶やかさはまだまだ残っていて、SPに近い雰囲気が出る。上質な装置ならリアルにクライスラーのエネルギーが出現するだろう。英と仏での音質の違いはそれぞれの好みで。英国ではフランスから数か月遅れでパテ・マスターのまま英国でプレスされ、同じレコード番号で発売された。COLHシリーズの殆どがパリPathé Marconiで復刻されている。SP復刻のCOLH シリーズは完全にフランスが主導権を握っていたといえる。クライスラーは1923年5月(関東大震災の4カ月前)には唯一となる来日公演を行い、「人力車の車夫たちまでが、包みからクライスラーのレコードを取り出して、彼のサインを求めた」と、ロックナー著「クライスラー伝」は伝えている。LPのオリジナル・初期盤からは活き活きとしたクライスラーの音が出てくる!

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