商品コード:1339-008[CALLIOPE] M.ラガセ(cemb) / バッハ:Cemb作品全集-1/ゴルトベルク変奏曲1, 2番, パルティータ1~6番 他
商品コード: 1339-008
商品詳細:CALLIOPEというレーベルはバラ発売と箱入りセット発売を同時に行うレーベルとして知られている。中身はバラも箱も全く同一。レコード番号も同じで箱番号のみ独特の番号付けになる。この箱ではCAL 1652-7の6枚が箱に入るので箱番号はCAL 165257となる。盤は単売と全く同一。ラガセの録音したバッハ鍵盤作品を2つの箱に纏めてVol.1(6枚)とVol.2(不明・未入荷)で箱でも発売したようである。これはそのVol.1になる。箱専用のペラリブレットも付く。簡単に集めるなら箱を持てばよい。しかし箱は希少で当社でも箱の入荷は初であり、箱のVol.2は未入荷なので何枚組かも不明であり、100%実在する保証もない。チェンバロ奏者ミレイユ・ラガセは1935年カナダ・ケベックの生まれ。1956年ウィーンでアントン・ハイラーに師事。バロック・グループのArsOrganiに参加。その後1959年~1965年にかけて、モントリオール、ミュンヘン、ジュネーブで国際的な賞を受賞し、バロック室内楽を専門とするアンサンブル「クープラン=ル・グラン」を創設。1970年代にモントリオール大学でチェンバロ科の教授に就任する。1970年代後期からフランスのレーベルCALLIOPEの専属となり、バッハの主要鍵盤作品をチェンバロで録音している。ラガセの演奏は学研的ではない、楽しめるスタイルで評価は高い。またCALLIOPEの高音質録音と相まってこれまで単調に感じられたチェンバロという楽器の音が改めて鮮烈に再生される。一時ピアノ演奏に傾いた時期もあったがチェンバロが見直された時代であった。ラガセの自由度の高い演奏には堅苦しさはなく、チェンバロで演奏されるバッハの良さが再確認されることとなる。父親はカナダの高名なオルガン奏者、ベルナール・ラガセ。CALLIOPEにゴルトベルク変奏曲、フランス組曲等数点のバッハ作品を録音している。ジャケットにJean-Sébastien Bach - 1とあるが、最初に出たインヴェンションとシンフォニア(CAL 1651)は含まれていない。ラガセの演奏はテンポを自在に操り、大胆な表情をつける自由度の高いスタイル。1960-70年代まで主流だったメトロノームのような演奏ではない。改めてチェンバロによるバッハ演奏の良さが確認できる演奏である。楽器はA.リュッカースをモデルとしたヴォルフガング・カーターによるレプリカを使用。6枚組箱はバラよりも価格の点で安価となるが、Vol.2に関しては不明という事を考慮いただきたい。
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