商品コード:1339-001t[ETERNA] E.モルビッツァー(vn)/ ブルッフ:Vn協奏曲1番, スヴェンセン:ロマンス
商品コード: 1339-001t
商品詳細:特別レアな盤ではないが、チェコの生んだ偉大なヴァイオリニスト、E.モルヴィツァー。彼のほとんどの録音は、ETERNA社のモノラル期に集中している。特にQt.での活躍は目覚ましいものがあったが、ソロは意外にも少ない。これは彼の唯一の協奏曲。モルヴィツァーの揺らぎのある演奏が、長い間西側において、まったく無名であったことを挽回するかのような名人級のソロ。ロマンチックな表現と影のある音色が、本物のヴィルトーゾの証明だ。エゴン・モルビッツァー(1927 – 1989)は現チェコ共和国のオロモウツ近くのMrsklesyで生まれた。この町は歴史的にドイツの支配下にあり、文化的にドイツ・プロイセンに属する。1939年から家族はオーストリアのウィーナー・ノイシュタットに移住。そこで当時の指揮者フリッツ・ハインドルからヴァイオリンの指導を受けた。1941年、ウィーン音楽・舞台芸術大学で学び、その後エアフルト・テューリンゲン州立音楽院を卒業した。1948 年には、ワイマールのフランツ・ リスト音楽大学の講師にもなり、1949 年には教授に任命された。22 歳のモルビッツァーは、東ドイツで最年少の教授となった。1951 年から亡くなるまで、彼はベルリン・シュターツカペレのコンサートマスターを務めた。1953 年には、東ドイツ文化省の後援を受けて、ウンター・デン・リンデン国立歌劇場の弦楽四重奏団も設立し、ベルリン国立歌劇場Qt.と名乗った。モルビッツァーは東ドイツで最も有名なバイオリニストの 一人だった。彼は頻繁に海外でゲスト演奏を行い、ソリストとして、また弦楽四重奏団と一緒に多数の録音を残した。1975年東京交響楽団名誉会員。癌のため 62 歳で亡くなった。彼は死後、ベルリン・シュターツカペレの名誉会員となった。ETENAファンの方ならモルヴィツァーの小品集である「Canzonetta」はご存じだろう。この録音はそのモルヴィツァーの初期録音であり、唯一の協奏曲録音となった。コンヴィチュニー/ベルリンsk.をバックにロマンチックであり貫禄のソロを見せた名演といえる録音。ステレオ、12"は存在しない。
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