商品コード:1340-057[Ducretet Thomson] G.ソリアーノ(pf) / グラナドス:12のスペイン舞曲集
商品コード: 1340-057
商品詳細:ゴンサロ・ソリアーノは、20世紀最高のスペイン系ピアニストの一人。モンポウ、ロドルフォ・ハルフテル等も彼のために作品を書いている。50歳を前に亡くなったこのピアニストの人生が刻まれた一枚。録音は多くなく、ブルゴスやアルヘンタ等との協奏曲が少し、ソロは僅か。ソリアーノはフランソワにも通じる所がある。ラローチャのように健康的でもスタイリッシュでもなく、本場の熱気と汗の匂いが感じられるような熱いピアニスト!ゴンサロ・ソリアーノ(1913 - 1972)はスペイン・アリカンテ生まれのピアニスト。1929年にマドリード王立音楽院を卒業し、リスボンでエラ・エレオノール・アムゼルにピアノと作曲を学ぶ。マドリードに戻ると、マヌエル・デ・ファリャの弟子となり、彼の作品を何度も演奏し、ソリアーノの才能はすぐに認められた。ラモン・ゴメス・デ・ラ・セルナや、志を同じくする芸術家や作家のグループと交流を行った。1947年にヨーロッパでコンサートを始め、1954年には初のアメリカツアーを行い、批評家からも商業的にもかなりの成功を収めた。このツアーから、アルベニスのスペイン組曲を収録したアメリカ初のレコーディングが生まれた(Boston Records: B302)。同社で、メンデルスゾーンの重奏変奏曲、シューマンの3つのロマンスOp.27、シューベルトのソナタ イ短調作Op.164 を全て1枚のLPに録音した (BR B303)。とりわけラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスとは複数回共演し、マヌエル・デ・ファリャの『スペインの庭の夜』と『チェンバロ協奏曲ニ長調』を録音した(Angel Records:36131)。『スペインの庭の夜』は、アタウルフォ・アルヘンタの指揮で行われ「ファリャ:スペインの庭の夜」は英国でもDECCAから発売されベストセラーLPとなった。ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスの伴奏録音も多い。ソリアーノは、1972年最新の録音であるグラナドスの「12の舞曲集」の2回目録音の制作中にマドリードの自宅で脳卒中により急死した。「12のスペイン舞曲」は1892年から1900年にかけて作曲したピアノ曲集であり、「グラナドスの最初の傑作」と評される。1983年のスペイン映画『エル・スール』で用いられた[5]。ギターなどピアノ以外の楽器でも演奏され、例えば「アンダルーサ」の編曲はアンドレス・セゴビアの特に人気のあるレパートリーだった。各曲の題名のうち、グラナドス自身が付けたのは第4曲のみであり、残りは曲集が人気を博し様々な形態で取り上げられるのに伴って、グラナドスの没後に呼ばれるようになったものである。ラローチャの洗練されたピアノも良いが、こちらは本場の熱気と汗のにおいを感じる。ラローチャよりも如何にもスペイン風情が濃厚なソリアーノの演奏を楽しんでいただけると幸いである。
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