商品コード:1340-046[PHILIPS] ボザール・トリオ / ベートーヴェン:Pfトリオ第7番「大公」, 5番「幽霊」
商品コード: 1340-046
商品詳細:ボザール・トリオは1955年に米国で結成された団体である。活動は長く、録音も1950年代モノラル期からデジタル期まで30年以上に及ぶピアノ・トリオである。弦楽四重奏団と比べると常設のトリオの数は非常に少ない。それはヴァイオリンとチェロ、ピアノという、ごくありふれた楽器ですぐに編成が可能な為だろう。しかしボザール・トリオのような高い質の演奏に至ることは簡単ではない。初代メンバーは、リーダーでピアニスト:メナヘム・プレスラー、ヴァイオリン:ダニエル・ギレ(1955~1968)、チェロ:バーナード・グリーンハウス(1955-1987)。初代メンバーは3人ともそれぞれソリストとして録音活動を行っているが、トリオ演奏では必ず集合する大物メンバーである。PHILIPS時代のステレオ録音は初期がプレスラー/ギレ/グリーンハウスで、後期はプレスラー/コーエン/グリーンハウスという構成である。曲を掘り下げたい場合、まずボザール・トリオを聴いて、そこから他へ冒険してみるのが良い方法と思う。あるいは先ヘ進まずともボザール・トリオがあれば一つ終わりと考えても悪くない。室内楽ファンにはなくてはならない団体である。どれも彼らなりの美学にあふれ、よく練り上げられたバランスの上に成り立っている。ステレオ期としては最上級と思う!1964-65年頃の録音でメンバーは初代。ベートーヴェンは早い段階で全曲録音を行い、LP4枚が箱で1965年にはリリースされた。その後彼らはプレスラー/コーエン/グリーンハウスとなって、1979~1982年で2回目の全集録音を行った。ここでは殆ど録音されない、些末な曲まで含めた完全な全曲録音とした。これら2回目録音はアナログ期~デジタル期にまたがっており、プレスが非常に少ない為、殆ど見たことがない程入荷がない。スタイルは基本的に大きな変化はないことがないより安心材料である。メンバーのVnがコーエンに変わった分の変化ほどであろう。より自由度の高い演奏に変化している。時代の割りに音質は非常に良い。フランスでは全集箱と単売の2種が存在するが単売はベスト盤的な存在でこの1枚のみと思われる。
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