商品コード:1340-018p[Prestige Des Interprètes Français] A.レーヴェングート(vn)/ モーツァルト:Vnソナタ19, 35, 42番
商品コード: 1340-018p
商品詳細:Prestige Des Interprètes Françaisレーベルはプライヴェートに近いマイナーレーベルで4枚のA.レーヴェングート(vn)F.ドロー(pf)のモーツァルト:Vnソナタ集を出している他には殆ど活動がないレーベルである。1966年頃に発売されたこれら4枚のモーツァルト:Vnソナタ集は国際的にも非常に高額な価格になっているスーパーレア盤で当社でもこれまで入荷がなかった。1980年代になって、幾つかのレーヴェングートQt.のプライヴェート盤が発売されたが、Prestige Des Interprètes Françaiはアルフレッド・レーヴェングートのソナタ録音で、所謂商用録音とは一線を画すプライヴェート的な録音である。アルフレッド・レーヴェングート(1911-1983)はパリ生まれのヴァイオリン奏者でヴェルサイユ音楽院、ナント音楽院、パリ音楽院等で学び、特にパリ音楽院等ではリシュアン・カペーの弟子であるアンドレ・トゥーレに師事している。レーヴェングートは1929年18歳でレーヴェングートQt.を結成、1930年代から活動し、SP録音が存在する。活動の大半がレーヴェングートQt.としてのもので、このVnソナタのようなLPは商用発売されていない。この録音もプライヴェート的録音であり、この録音を世に出すためにPrestige Des Interprètes Françaisレーベルが創設されたのではないかと思われる。たった4枚ではあるが、個人的にこれを超える演奏はないのではと考える。バリリもボスコフスキーも今では頑張れば入手出来るレコードである。しかしPrestige Des Interprètes Françaisレーベルは希少な上に、その演奏はバリリ、ボスコフスキーとは異なる魅力に溢れ、一度聴いたらしばらくは大切に飾って置きたくなるお宝級の内容である。シンプルにして情感を入れ過ぎない節度ある表現が一聴物足りなく感じるが、こういう演奏こそが万物の深淵に通じるものであると自然とそう感じるのである。やや細めの澄んだ音で奏でられるモーツァルトはこれまで名演とされて来たスタイルとは大きく異なるものである。高額だが単なる珍しいレコードとは一線を画す、芸術に対する一つの挑戦を感じる。
レーヴェングートの在庫一覧へ