商品コード:1340-006[Ducretet Thomson] G.リテーズ(org) / バッハ:Org小曲集(全45曲)-1+2+3
商品コード: 1340-006
商品詳細:オルガン奏者、ガストン・リテーズ(1909-91)は、フランス生まれ。生まれてすぐに失明という運命の下、オルガニストへの道を志した。パリ音楽院でM.デュプレ、A.ビュッセル等に学び、フランスの教会音楽界にその名を知らしめた。もちろん、バッハ作品への造詣は深く、1950年頃~1970年頃まで幅広い録音がある。M.C.アラン以前にフランスでオルガン・マスターの地位を築いた先駆者。1950年代からERATOの他、Ducretet Thomson、Disques A Charlin、Decca、などに録音がある。リテーズは当初、Ducretet Thomsonに10"×3枚と12"×2枚のバッハ作品を残す。音楽の抑揚を大切にした演奏は、高く評価されるべきだろう。デュクレテらしい強力な再生音!その10"×3枚はこのバッハ:Org小曲集「バッハ:オルゲルビュヒライン BWV599-644」である。全45曲からなるこの曲集は「オルガン小曲集」という一連のコラール曲集になっている。バッハが生きていた時代のプロテスタント教会では、教会に集まる全会衆が讃美歌を歌うことになっていた。これがルターによる宗教改革によって新たにドイツ語で歌われる讃美歌が必要になり、その時大量に作られたのがコラールである。コラールは専門の合唱団ではなく、教会に集まった信者たち(会衆)が歌うので、歌う前にオルガンがメロディを演奏し、そのあとについて歌うという形がとられることが多かった。これがコラール前奏曲である。バッハのオルガン小曲集は、バッハが教会で歌われていたコラールをオルガン演奏用に編曲したものである。教会暦に対応した順番に演奏される。単純で素朴なメロディを使って、通常教会で歌われる讃美歌をオルガン演奏で再現した曲集なので、高度な技法は使われない。コラールの旋律をオルガンが歌うように演奏される。静かで単純な旋律が多いので、心静かに耳を傾けるには非常に適している。宗教的雰囲気が濃厚である。多くのオルガン奏者がLP3枚程度に録音している作品である。リテーズの録音は1950年代初期であリ、強い求心力より宗教的な雰囲気が重視された演奏になっている。この曲集の最初期録音の一つであろう。
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