商品コード:1340-001[ARIA] J.C.マルゴワール(イングリッシュHr/ob) B.ヴェルレ(ポジティフorg) / バッハ:トリオ・ソナタ1, 5番
商品コード: 1340-001
商品詳細:当社初入荷の超希少10"。女性チェンバロ奏者のブランディーヌ・ヴェルレ( 1942 - 2018)が何とオルガン奏者として参加しているバッハのトリオ・ソナタ集の10"。主役はこれまた古楽作品の指揮者で知らる、ジャン・クロード・マルゴワール( 1940 2018)がホルンとオーボエで参加。マルゴワールは元々イングリッシュ・ホルン奏者であり、当初はコーラングレ(イングリッシュ・ホルン)奏者としてパリ管弦楽団に所属。1966年に王室大厩舎・王宮付楽団(La Grande Ecurie et La Chambre du Roy)を創設して指揮者に専念していた。バロック音楽を中心に、近年はヘンデルやモーツァルトの歌劇などを積極的に取り上げていた。ヴェルレはPHILIPS、Vloris、Astrée等に1960年代後期からチェンバロ奏者として録音がある。この2人の接点も不明だが、それより本来の役割ではない仕事での共演が面白い。曲はトリオ・ソナタといってもオルガンのためのソナタであり、6つのトリオ・ソナタBWV525-530としては元々息子のヴィルヘルム・フリーデマン(b.1710)がオルガンを学んでいた時の練習曲として書かれた3声のオルガンである。右手パート、左手パート、足鍵盤パートが、完全に独立した3つの声部となっており、バロック音楽における室内楽合奏曲の一分野であったトリオ・ソナタ、すなわち2つの独奏旋律楽器と通奏低音の3パートの合奏形式で作曲されたものをオルガン1台で演奏するという、野心的な試みがなされている。ここではその6曲~B.525がホルンとオルガンのデュオ用に編曲された演奏、B面のB.529がオーボエととオルガンのデュオ用に編曲された演奏となっている。ヴェルレの使うオルガンはフランス・ プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュールのルールマラン (Lourmarin)寺院のポジティフ・オルガンを用いる。マルゴワールはホルン、オーボエとも、1922年に創業されたフランスの管楽器専門メーカーのリグータ社の楽器を使用。6つのトリオ・ソナタはこのように室内楽として演奏されることが多い作品である。レーベルはARIAというフランスのマイナーレーベル。当社でも初めて入荷した超が付くフランスのマイナーレーベルである。時期的には1960年代後期と思われ、ヴェルレは1970年のPHILIPSでのデビュー以前の最初の録音と思われる。マルゴワールの場合も器楽奏者として唯一の録音であり、最も初期の録音ではないかと思われる。2度目はないと思ってよい超珍品の10"。ヴェルレ・ファン、バッハ・ファンにとっても希少盤である!
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