商品コード:1341-048[DECCA] V.アシュケナージ(pf) / シューマン:クライスレリアーナ, フモレスケ
商品コード: 1341-048
商品詳細:アシュケナージがDECCAに録音をスタートしたのが1963年。SXLオリジナルで聴くインパクトは大きかった。その成功で専属ピアニストとしてソロ録音を開始。ショパン、ベートーヴェン、シューベルト、当然シューマンも入ってくる。時は1973年、最初のSXLから約10年が経過。彼がピアニストとして成長し、進化した点は短期間に多くの作品を手掛けられる事。10点満点でなくても6~7点をいつでも保てる事、そういった才能は大きかった。一般の人を充分満足させられる腕ではある。ウラディーミル・アシュケナージ(1937-)はロシア生まれのピアニスト/指揮者。今ではピアニストだったことを知らない方もいるようだ。1955年ショパン・コンクールで2位、1956年エリザベート王妃国際コンクールで優勝。まだ青年だったにも関わらず、当時のMELODIYAに既に僅かながら録音がある。DECCAと契約するのは1962年のチャイコフスキー・コンクール優勝の翌年。DECCAはアシュケナージに相当期待を寄せたようでかなりの数の録音をさせている。1970年代に入るとそれは加速し多くの録音を残した。特に1967年頃から始まったベートーヴェンは最終1980年頃までかけて全14枚でついにPfソナタ32曲を録音した。1970年頃からは指揮者としても名を馳せる。1970年代中期には国際的名声を獲得した。丁度そんな時期の録音。シューマンの録音は「幻想曲Op.17/交響的練習曲Op.13」が入るSXL 6214と「クライスレリアーナOp.16/フモレスケOp.20」の当盤のSXL 6642の2枚だけである。ピアニストとしての腕前は1950年代に活躍した先達には敵わないが、技巧的には同等、或いはそれ以上である。1970年代録音としては恐らく平均的なレベルを超えてはいないが、ファンにとってはどうでもよい事だろう。音楽家としてマルチに活躍した点が重要であろう。
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