商品コード:1341-022t[DECCA] B.ニルソン(s)/ ドイツオペラ・アリア集/タンホイザー, オベロン, ワルキューレ 他
商品コード: 1341-022t
商品詳細:珍しいニルソンのアリア集。英国盤はSXLステレオ6000番台ながら'63年とあって2000番台と同等のサウンドで圧倒される。ドイツオペラより7曲。このLPのために録音された。過去のオペラからの抜粋ではない。英国盤の初出はED1で希少。ドイツでも1965年頃ドイツDECCAで発売された。細かいことを気にしなければ、驚くような高音質が入手できる。因みにこの番号自体初入荷。ステレオでニルソンの声も麗しい、ドイツ盤でもオケはまったく凄い迫力。ビルギット・ニルソン(1918- 2005)はスウェーデン、スコーネ県、ヴェストラ・カルップス生まれのドラマティック・ソプラノ歌手。 オペラや声楽の幅広いレパートリーを歌ったが、リヒャルト・ワーグナーとリヒャルト・シュトラウスのオペラでの歌唱で最もよく知られている。彼女の声は、その圧倒的な声量、揺るぎない豊かな持続力、そして高音域のきらめく輝きと透明な響きで高名であった。中でもワーグナーにおいてはキルステン・フラグスタートと並びワーグナー歌手と称される。フリッツ・ブッシュの指導の下で活躍し、1951年のグラインドボーン音楽祭でのモーツァルト『イドメネオ』エレットラ役で注目を浴びた。1953年のウィーン国立歌劇場へのデビューが転機となり、国際的な知名度を獲得した。1954年にはバイロイト音楽祭でワーグナー『ローエングリン』エルザを演じ、同年にミュンヘン・フェスティバルにおいてバイエルン国立歌劇場『ニーベルングの指環』全曲演奏で最初のブリュンヒルデを歌った。その後、1969年までバイロイトでジークリンデ、ブリュンヒルデ、イゾルデとして活躍した。ニルソンのパワーと輝かしい声質は正にワーグナーを歌うためにあるといって過言ではない。1980年代初期まで現役で活動していた。彼女は1984年に引退し、スウェーデン南部のスコーネ県の幼少期の家に移り住んだ。晩年はいくつかのコンクールの審査委員長を務めた。ニルソンのようなワーグナー歌手はその後多くない。
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