商品コード:1343-041[HMV] J.ハモンド(s) C.クレイグ(t)/ Love Duets/プッチーニ, グノー, ヴェルディ
商品コード: 1343-041
商品詳細:初入荷の極めて珍しいオペラ・アリア・デュエット集。1960年頃の英国録音で1961年にモノラル/ステレオ発売された。このLPのためのオリジナル録音である。歌は英語で歌われる。ソプラノのジョーン・ハモンド(1912- 1996)はニュージーランド・クライストチャーチ生まれのオペラ歌手。家族がオーストラリアのシドニーに越してシドニーのニューサウスウェールズ州立音楽院でバイオリンと歌唱を学び、シドニー・フィルハーモニーオーケストラ団で3年間バイオリンを演奏した後、1936年にウィーンで歌唱を学んだ。ハモンドは1929年にニューサウスウェールズ州女子ジュニアゴルフ選手権で優勝したが、1932年、1934年、1935年にはニューサウスウェールズ州女子アマチュア選手権で優勝している。ゴルフ選手としても有名な女性。ハモンドはオーストラリア・ヴィクトリア州立オペラで1971年から1976年までVSOの芸術監督を務め、1985年まで役員を務めた。オペラ・オーストラリアの名誉終身会員でもあった。ハモンドは、歌手としてのキャリアを終えた後、ヴィクトリア芸術大学の音声科の主任に任命され、1989年までその職を務めた。ハモンドは1953年の女王誕生日の栄誉において、その歌唱力により大英帝国勲章オフィサー(OBE)を授与された。英国でも度々録音を行っている。テノールのチャールズ・クレイグ(1919 - 1997)はロンドンのショアディッチで生まれの歌手。トーマス・ビーチャムの奨励を受け、1952年にフレデリック・ディーリアスの『生命のミサ』の録音に参加した。彼は「最もイタリア的なイギリスのオペラ歌手」の一人として知られ、ディーノ・ボルジョーリに師事した。1957年から1980年まで、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスとイングリッシュ・ナショナル・オペラで主役のテノールを演じた。彼の最も有名な役の一つはヴェルディの『オテロ』である。指揮のヴィレム・タウスキー(1910- 2004)はモラヴィア生まれのチェコ人。第二次世界大戦勃発以降は英国に住み、活動し、英国に定住した。移民作曲家や音楽家の重要なグループの一人であった。1956年から1966年までBBCコンサートオーケストラの首席指揮者を務めた。BBCコンサートオーケストラに10年間在籍し、オーケストラの知名度と演奏範囲を大幅に高めた。以外にもEMI系に10点近い録音がある。ジョーン・ハモンドとチャールズ・クレイグのデュエットを中心としたアリア集だが、多くがそれぞれのソロ歌唱でデュエット歌唱は少ない。2人とも美声の持ち主であり、歌もの好きには非常に珍しい録音。イタリア・オペラ中心ながら英語歌唱となるのは英国市場を見据えての当時では普通の配慮である。
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