商品コード:1343-028[BAM] J.P.ランパル(fl) パスキエ・トリオ / モーツァルト:Fl四重奏曲集(全4曲)
商品コード: 1343-028
商品詳細:モーツァルトFl四重奏の中でも一際光る録音。このメンバーで同じレーベルにて2度の録音があるが、これは2度目の録音。最初の録音より幾分さっぱりした印象だが、基本的には同じスタンス。バックのパスキエ・トリオは、ディヴェルティメントK.563の時と同じ雰囲気が漂う。モノらしい濃密な空気がたっぷりと詰まっている。'70年代プレスの再発ステレオだが、音良くレア!初出のモノラル盤・LD 055は今かなり高価!!彼らは2回録音していて初回モノラル録音は 1956年6月3日(英ARGOからも出ている)、2回目の録音ははっきりしないが1960年代後期と思われる。ランパルは元々BAMでデビュー録音を果たしたフルート奏者であり、弦楽はパスキエ・トリオという豪華メンバー。パスキエ・トリオはパスキエ3兄弟によって1927年に結成された弦楽三重奏団である。長男のピエール・パスキエがヴィオラ、次男のジャン・パスキエがヴァイオリン、三男のエティエンヌ・パスキエがチェロ。弦楽三重奏団ではその歴史、実力ともトップの座に君臨する団体。弦楽三重奏曲自体少ないので、ピアノや管楽器と組んでの室内楽演奏では高い評価を得ている。ディヴェルティメント K.563はSP期から数えて3回録音していて、彼らの代表作となっている。パスキエ・トリオの強みは何といっても兄弟であること。そして常設のトリオである点に尽きる。大物3人による臨時編成とは異なる安定感と一貫した音楽性がパスキエ・トリオの最大の魅力である。であるから大物のピアニストや管楽奏者たちはこぞってパスキエ・トリオとの共演を望むことになる。故に多くの名演が生み出された。当モーツァルト:Fl四重奏曲集もその一つといえる。同一メンバーで同一レーベルに2回もの録音を行うことができたのもそれ故だろう。ステレオで存分に楽しめる名演!ランパルは1969年にはスターン、シュナイダー&ローズと、さらに1986年にはスターン、アッカルド&ロストロポーヴィチと再録音している。
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