商品コード:1343-020[L'OISEAU LYRE] C.デイヴィス指揮/ モーツァルト:交響曲28, 38番「プラハ」
商品コード: 1343-020
商品詳細:コリン・デイヴィスは、ヴィンテージ愛好家からはまるで伴奏指揮者のように思われている節がある。初期のグリュミオーとのモーツァルト等は大変良い。しかしもちろん、彼は伴奏専門ではない。当盤をはじめ数枚のL'OISEAU LYRE録音は、デイヴィスの最良の録音の一つ。特定の指揮者をおかないイギリス室内o.を振り、かなり自分の色に染めている。中期交響曲2曲、小編成ですっきりとP.マークのような雰囲気に仕上げている。DECCA・SXLと同等のプレスの音は最高!L'OISEAU LYRE録音はどれもデイヴィス会心の最高レベルの演奏である。コリン・デイヴィスは1959年、病身のクレンペラーの代理として「ドン・ジョヴァンニ」を、翌年グラインドボーン音楽祭ではビーチャムの代理で「魔笛」を指揮して名声を上げた。1980年ナイトの称号を受け、サー・コリン・デイヴィスとなる。1977年、英国人指揮者として初のバイロイト音楽祭に出演し、「タンホイザー」を指揮。ロイヤルpo.をしっかり鳴らして巨匠の貫禄を見せた。これはPHILIPS以前の1961/3年頃の初期録音! コリン・デイヴィス(1927-2013)は英国生まれの指揮者。1967-1971年BBC放送o.の首席指揮者を務め、ロイヤル・オペラ・ハウス(1971-1987)を経て1982年バイエルン放送so.の首席指揮者に就任。1992年までの約10年間を自身で初の英国以外のオケのポストにあった。ドレスデン国立歌劇場管弦楽団名誉指揮者も兼任するようになる。1980年にナイトの称号を授与されると国際的巨匠として多くの海外オケに客演している。デイヴィスはピリオド畑とは関係なくずっと伝統スタイルを堅持してきた英国紳士。この演奏はこれまで名演とされていたスタイルとは大きく異なる英国風といえる演奏。ナチュラルだが速いテンポの颯爽とした痛快な演奏。音質は非常に良くプレスはSXLのED1レーベルと同等。初期のきびきびとしたオケの展開が初期録音らしい。落ち着いた中にもモーツァルトらしい躍動感が感じられる。コリン・デイヴィスも亡くなって早11年が経過した。L'OISEAU LYREには4曲2枚のLPがある。
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